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うどん文化発信拠点に 体験型宿泊施設、UDON HOUSE 三豊に27日オープン

2018/10/27
オープンを前に、うどん打ちの工程をスタッフと確認する原田さん(右から2人目)ら=三豊市豊中町オープンを前に、うどん打ちの工程をスタッフと確認する原田さん(右から2人目)ら=三豊市豊中町

築約70年の民家を改装した「UDON HOUSE」築約70年の民家を改装した「UDON HOUSE」

 三豊市豊中町に体験型宿泊施設「UDON HOUSE(うどんハウス)」が27日オープンする。外国人を含む県外からの観光客を主なターゲットに、うどん打ちや野菜の収穫などの体験観光を売り込む。支配人を務めるのは、大手IT企業のトラベル部門に勤めていた原田佳南子さん(34)=兵庫県出身=で、退職して東京から三豊に移住した。「『うどんのおいしさ』だけでなく、地域に根付く『文化としてのうどん』を伝えたい」と意欲を見せている。

 うどんハウスは、瀬戸内やうどんをキーワードに、観光事業や商品開発などを展開している三豊市の地域商社「瀬戸内うどんカンパニー」の新事業。

 原田さんは楽天のトラベル部門に所属し、市の依頼を受け、うどんカンパニーの立ち上げにも携わった。同部門でホテルや自治体への営業を担当する中、地域課題の解決のために自らができることはないか考えてきたという。うどんハウスのアイデアは、うどんカンパニーの立ち上げ当時からあり、構想が具体化するにつれて「私が中心になってやってみたいという思いが強まった」といい、支配人になることを決めた。

 宿泊のみの営業はせず、市内での体験観光を売りにする。利用客は正午にチェックインすると、午後1時から「うどんクラス」がスタート。讃岐うどんの歴史や出汁(だし)文化などをスタッフから学びながら、本格的なうどん打ちを楽しめる。英語や中国語、韓国語を話せるスタッフが外国人観光客に対応する。

 生地を寝かせている時間を使い、提携する近くの農園に出掛け、季節ごとに旬の野菜を収穫する。天候が良ければ、夕日の絶景スポットとして海外でも話題の父母(ちちぶ)ケ浜を観光するオプションもある。

 打ったうどんは夕食で味わい、翌朝にはうどん店を2〜3店巡る。

 立地はJR本山駅から歩いて約1分。母屋と土間に分かれた築約70年の木造2階建ての民家をリフォームし、柱や壁などはそのまま活用している。定員は11人で、個人客はプライバシーが確保された鍵付きの2段ベットを設置した相部屋、団体客には定員3人の和室を用意している。

 スタッフは市内外の約10人で、原田さんが東京から連れてきたという大学の後輩もいる。原田さんは「地元の人たちにとっても、さまざまな体験の拠点になるよう努めたい」と話している。

 宿泊プランは一泊2万9800円(税別)、うどん打ち体験のみは1万5千円(同)。予約や問い合わせはうどんハウス〈0875(89)1362〉。

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