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「機能性」うどん開発 久保田麺業(丸亀)生麺で国内初 健康志向対応、主力事業に

2018/08/22
久保田麺業が開発した機能性表示食品の「特麺讃岐うどん」久保田麺業が開発した機能性表示食品の「特麺讃岐うどん」

 製麺業の久保田麺業(丸亀市)は、血中中性脂肪の上昇を緩やかにする機能などがある食物繊維「難消化性デキストリン」を練り込んだうどんを開発、販売を本格化している。消費者庁によると、生麺としては国内で初めての「機能性表示食品」。同社は今後、健康志向の消費者にターゲットを絞った生麺などの商品を「特麺(とくめん)」としてシリーズ化、主力事業に育てていく考えだ。

 機能性表示食品は2015年4月に始まった制度。事業者の責任で、科学的根拠に基づいた効能を表示することができ、販売前に消費者庁へ届け出る。

 同社はこれまで有名うどん店やラーメン店などとコラボレーションした土産品の麺セットを多く手掛けてきたが、贈答物の需要が先細りする中、新たな自社商品の柱が必要と考え、16年春から開発に着手した。

 健康食品ブームもあり、開発では、「食後の血糖値の上昇を緩やかにする」「食後の血中中性脂肪の上昇を抑える」などの機能が報告されている難消化性デキストリンに着目。担当者は「香川は糖尿病死亡率が高く、製麺業者として県民の健康的な食事に貢献したい思いがあった」と話す。

 難消化性デキストリンは食物繊維のため、生地に練り込むとぼろぼろになりやすくなるなどの欠点があるが、水分量を調節するなどし、通常のうどんと遜色ない食味の開発に成功した。

 低糖質の麺の開発にも新たに着手するなど、今後は健康づくりを意識した麺のラインアップを充実させる方針。新商品は「特麺讃岐うどん」として販売しており、価格は2人前(220グラム)入りで348円。

 同社は1949年に創業した中堅麺メーカーで、現在はうどんのほか、ラーメンやそば、パスタなどの生麺、半生麺を中心に製造。2018年5月期の売上高は約12億3千万円。

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