天気予報を見る
 
新聞購読申込
高校野球
 
 

四学香川西、粘って34位 小豆島中央は健闘35位 全国高校駅伝

2017/12/25 09:23

トラックで競り合う四学香川西のアンカー柏木(右)=西京極陸上競技場
トラックで競り合う四学香川西のアンカー柏木(右)=西京極陸上競技場

小豆島中央の4区丸山(右)が5区福井にたすきをつなぐ=京都市内
小豆島中央の4区丸山(右)が5区福井にたすきをつなぐ=京都市内

全国高校駅伝成績
全国高校駅伝成績

 全国高校駅伝は24日、京都市の西京極陸上競技場発着のコースで、県勢は男子が小豆島中央、女子は四学香川西が出場して行われた。第68回の男子(7区間、42・195キロ)は佐久長聖(長野)が2時間2分44秒で、9年ぶり2度目の優勝を果たした。4人が区間1位の走りを見せ、6区でトップに立つと、最終7区でもリードを広げてゴールした。2連覇を狙った倉敷(岡山)は1分27秒差の2位。仙台育英(宮城)が3位に入った。

 2年連続2度目出場の小豆島中央は、エース向井を欠く中で2時間10分31秒で35位と奮闘した。第29回の女子(5区間、21・0975キロ)は、仙台育英が歴代2位の1時間6分35秒をマークし、23年ぶり3度目の頂点に立った。2区でケニア出身の留学生、エカラレが自らの区間記録を更新する快走で先頭に立ち、その後も独走した。長野東が1分6秒差の2位で、昨年優勝の大阪薫英女学院は3位だった。初出場の四学香川西は1時間13分6秒で34位と健闘した。

女子・四学香川西評
 四学香川西は県予選からタイムを22秒短縮して34位。1区から1度も通過順位を落とさない粘り強さが光った。1区からの38位を4区西川が区間23位の走りを見せて36位へと浮上した。アンカーの柏木も最後のトラックで1人をかわすなど順位を二つ上げた。

【女子・四学香川西の区間記録】
通過順位           区間順位
▽1区38増田 梨美21分23秒
▽2区38本條菜奈子14分13秒=37
▽3区38橋本  萌10分20秒=31
▽4区36西川 麗奈9分58秒=23
▽5区34柏木あさひ17分12秒=30

2年生4人、若い力が躍動
 若い力が躍動した。全国の高い壁に阻まれ、40位以下が近年続いた県女子代表の歴史を初陣の四学香川西が塗り替えた。5人のうち、4人が2年生の布陣の中、34位でフィニッシュ。アンカーで順位を二つ押し上げた柏木は「自分の走りはしっかりできた」と力強かった。

 粘りが光った。エース級が集まる1区で増田が38位発進して以降、1度も中継時の順位を落とさなかった。2区本條は2人にかわされたが「順位を絶対に落とさない」と他の2人をかわし、3区橋本も「それなりの走りができた」とキープ。それぞれが自らの役割をきっちり果たした。

 チームを押し上げたのは主将の西川。持ち味のスピードを3キロ区間の4区で発揮した。区間23位の力走で、順位を二つ上げ、アンカーの柏木へたすきリレー。夢見た舞台で躍動した唯一の3年生は「今の自分の力は出し切れた」と、自身最初で最後の舞台を笑顔で振り返った。

 次につながる収穫もあった。エース格の1区増田は1キロすぎで集団から遅れ「全国のレベルの高さを感じた」という。「もっと力をつけたい。来年はリベンジしたい」と新たなモチベーションにつながったようだ。

 3000メートル9分台が4人残る来年、肌で感じた全国の強さや独特の緊張感をさらなる躍進へと結びつけられるか。北村監督は「この経験は必ず来年につながる」と成長に期待を寄せた。

仙台育英は歴代2位の好タイム
 歴代2位となる1時間6分35秒の好タイムで、古豪復活を高らかに宣言した。仙台育英はケニア人留学生の2区エカラレでトップに立つと、3区以降は一人旅。アンカーを務めた1年生の木村は「先輩たちがいい流れでつないできてくれた」と感謝の思いを口にした。

 1区の3年生、三浦が首位と14秒差の7位につけた時点で、釜石監督は「8割方」優勝を確信した。エカラレは3年連続区間新と期待通りの働きを見せる。1キロ手前から先頭を突き進んだエースは「超うれしい」と興奮気味に繰り返した。

 仙台育英の男子選手として2003年からの3連覇に貢献した釜石監督は、東日本大震災の影響などで男女の主力が豊川(愛知)に集団転校した直後の12年4月に就任した。当時の女子部員はわずか6人で、サッカー部員に補欠を頼んだ同年の大会は43位と惨敗した。

 屈辱を味わってから5年。前回の15位から大きくジャンプアップし、歓喜の瞬間が訪れた。釜石監督は「10年かかると思っていた。もやもやが一気に吹っ飛んだ」と語る。選手一人一人と熱く抱擁を交わす姿に、これまでの道の険しさがにじみ出た。

男子・小豆島中央評
 小豆島中央は目標の30位台を確保した。故障で欠場したエース向井に代わって1区を務めた竹上が25位と好発進し、後続に好リズムをつくったのが大きい。約8キロの3区長尾、4区丸山も区間20位台と長距離区間の健闘が光り、35位でゴールした。

【男子・小豆島中央の区間記録】
通過順位           区間順位
▽1区25竹上 世那30分47秒
▽2区31真砂 拓冬 9分4秒=45
▽3区30長尾  周25分22秒=26
▽4区30丸山 大輝24分31秒=28
▽5区33福井 謙二 9分32秒=43
▽6区36木村 永遠15分46秒=46
▽7区35大石 朝陽15分29秒=37

大黒柱欠くも一丸 目標の30位台確保
 欠場のエースに捧げる力走だった。小豆島中央は大黒柱の向井を欠く中でも大崩れはしなかった。「これまで向井君に頼っていた。今度は僕たちで支えようと話し合っていた」とメンバー。一丸の走りで目標の30位台を確保した。

 昨大会1区14位の向井の左脚に痛みが出たのは大会間近の19日。「将来のある選手。無理はさせられない」。荒川監督はエースを外す苦渋の決断を下した。各選手が走る区間も当初の予定から大幅に変更。チームに懸念材料は多かった。

 不安をかき消したのは、竹上の快走だ。向井に代わり、当初の3区からエース級が集う最長10キロの1区を担い25位発進。「向井君のためにも先生から指定されたタイムを達成したい」との“魂”の走りが、後続に勇気を与えた。

 「不安を吹き飛ばしてくれた」とは、長距離区間の3区で区間26位と力走した長尾。4区の丸山も「駄目だった県予選の失敗を取り返す」と約8キロの区間で28位と奮闘。4区終了時点のチーム順位は30位。30位台でのゴールへの大きな流れをつくり、荒川監督は「1、3、4区の長距離区間がよく頑張った」と目を細めた。

 後続も踏ん張り、アクシデントを乗り越えて新校名で初めて刻んだ全国順位は35位。これからはこの順位の更新が新たな目標となる。アンカーを務め、最後に順位を一つ上げた1年大石は「来年も必ず戻ってきたい」と力を込めた。

同じジャンルの記事

注目の情報

顧客管理が簡単にできるASPシステム「クライゼル」を発売中

顧客管理が簡単にできるASPシステム「クライゼル」を発売中
トライコーン株式会社では、本格的な顧客管理を実施したい法人向けASPサービスクライゼル」を発売しています。CRMもお任せください

詳しく見てみる→

▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.