柔道の全日本選手権四国予選は5日、愛媛県武道館に男女とも各県2代表の8選手が出場して個人無差別で争った。県勢は男子で滝大輔(県警)が準優勝し、上位2選手に与えられる本大会(4月29日・日本武道館)の出場権を獲得した。滝の本戦出場は2年連続2度目。
滝は4人ずつ2組に分かれて行われた予選リーグのB組を2勝1敗の2位で通過。4強による決勝トーナメント1回戦はA組1位の武本晃季(愛媛)に優勢勝ちし、本戦切符を獲得した。決勝は昨年に続いて影野裕和(愛媛)に敗れ、初優勝は逃した。県体重別選手権を制した形部安彦(県警)は決勝トーナメントに進んだが4位だった。
女子の県勢は岡田尚子(土庄中教)古枝あさひ(高松商高)が出場。古枝が予選リーグを突破したが、全国大会(4月16日・横浜文化体育館)出場を懸けた決勝トーナメント1回戦は、A組1位の立川桃(愛媛)に上四方固めで敗れた。
この日は団体戦で争った四国4県対抗大会も実施。香川は2勝1敗で2位だった。愛媛が3戦全勝で優勝した。
【全日本選手権四国予選】
▽男子個人予選リーグA組 (2)形部(県警)2勝1敗▽B組 (2)滝(県警)2勝1敗=以上決勝トーナメント進出
▽決勝トーナメント1回戦
滝 優勢 武本(愛媛)
影野(愛媛) 優勢 形部
▽3位決定戦
武本 優勢 形部
▽決勝
影野 大外返し 滝
▽女子個人予選リーグA組 (3)岡田(土庄中教)1勝2敗=落選▽B組 (2)古枝(高松商高)1勝2敗=2位決定トーナメントの結果、決勝トーナメント進出
▽決勝トーナメント1回戦
立川(愛媛) 上四方固め 古枝
▽3位決定戦
金本(徳島) 肩固め 古枝
▽決勝
麦田(愛媛) 優勢 立川
【四国4県対抗大会】
▽団体リーグ (1)愛媛3勝(2)香川2勝1敗(3)高知1勝2敗(4)徳島3敗