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2014県内スポーツ回顧/カマタマJ2残留

2014/12/29 09:35

J2・J3入れ替え戦第2戦で、J3長野を下して来季のJ2残留を決め、ガッツポーズをして喜ぶカマタマーレ讃岐の選手ら=12月7日、県立丸亀競技場
J2・J3入れ替え戦第2戦で、J3長野を下して来季のJ2残留を決め、ガッツポーズをして喜ぶカマタマーレ讃岐の選手ら=12月7日、県立丸亀競技場

秋の高校野球四国大会で初優勝し、来春のセンバツ出場を確実にした英明ナイン=11月2日、レクザムスタジアム
秋の高校野球四国大会で初優勝し、来春のセンバツ出場を確実にした英明ナイン=11月2日、レクザムスタジアム

 2014年、香川県スポーツ界はさまざまな話題で盛り上がった。サッカーのカマタマーレ讃岐が県内初のJクラブとしてJ2にデビュー。高校野球では英明が同校初、県勢としては4年ぶりとなる来春の選抜切符を確実にした。新体操の喜田純鈴(坂出中)は全日本選手権の種目別を2年連続で制するなど、6年後の東京五輪へさらに一歩前進した。この1年を振り返る。

 カマタマーレ讃岐にとっては苦しい、厳しい船出だった。JFLから今季初昇格したJ2。3月の開幕から7連敗するなど14戦勝ち星がなく、5月24日の富山戦でようやく初勝利。2勝にとどまった前半戦から一転、後半戦は勝率を上げたが、トータル7勝12分け23敗の勝ち点33で22チーム中21位。2年連続で臨んだ入れ替え戦ではJ3長野に1勝1分けで勝ち越し、何とかJ2残留を決めた。来季は一層の奮起が求められる。

 高校野球は、夏の県大会で坂出商が1大会通算チーム最多記録となる78安打(6試合)を放ち、20年ぶりの優勝。甲子園では敦賀気比(福井)に0―16でまさかの大敗を喫したが、古豪復活にオールドファンも沸いた。

 迎えた秋は、県大会を制した英明が地元開催の四国大会でも盤石の強さを発揮。準々決勝、準決勝をいずれも2桁安打、無失点、無失策のコールドで決勝進出。決勝では今治西に5―3で逆転勝ちし、同校初、県勢としても13年ぶりの四国王者に輝いた。春の吉報が待ち遠しい。

 秋のドラフト会議では速球派左腕の塹江敦哉(高松北高)が広島から3位指名。香川オリーブガイナーズは2選手が指名を受けた一方、試合は前期こそ2位ながら後期はチーム初の最下位に沈んだ。TKbjリーグの高松ファイブアローズは今季、11月から12連敗し、7勝19敗の西地区9位と苦しい戦いが続いている。

 年末の全国高校バスケットボール選抜優勝大会は男子の尽誠が2年ぶりの8強。上背がない中、全員攻守の走るバスケで準優勝した一昨年以来の奮闘を見せた。

◇  ◇  ◇

 昨年、一気に頭角を現した新体操の喜田は、ことしも期待通りの活躍だった。地元開催となった8月の全国中学校体育大会は圧巻の演技で種目別、個人総合を制し、2年連続の完全優勝。同世代に敵なしの強さを見せつけると、10月の全日本ジュニア選手権も個人総合で2連覇。11月の全日本選手権では社会人や学生の強豪を押しのけて種目別のリボンで頂点に。昨年の活躍で注目が集まり、重圧がかかる中でしっかり結果を残した。

 大相撲は、琴勇輝(小豆島町出身)がけがで十両に陥落しながら不屈の闘志で復活。九州場所で5場所ぶりの幕内復帰を果たした。一方、名古屋場所で十両に返り咲いた希善龍(善通寺市出身)は一場所で幕下に転落。幕下筆頭に上がってきた川成(琴平町出身)とともに、来年の十両昇進に期待がかかる。

 ゴルフでは9月、坂出市在住の20歳・鈴木愛が国内四大大会の日本女子プロ選手権でツアー初優勝。森田遥(高松中央高)はアマチュアながら国内女子ツアーで最高2位と何度も上位に食い込んだほか、12月には米ツアーの出場権を懸けた最終予選会に残り、来季は下部ツアーに参戦することになった。

 9月開幕の仁川アジア大会に出場した県関係アスリートは9人。特にバドミントンの桃田賢斗(NTT東日本=三豊市出身)は、5月にインドであった国・地域別対抗戦のトマス杯で、出場した5試合に全勝して日本初優勝の立役者となる活躍だった。7月には県内開催の全日本実業団選手権に凱旋(がいせん)。全3試合で白星を挙げ、チームの優勝に貢献した。

◇  ◇  ◇

 全国中学校体育大会は8年ぶりに四国4県を舞台に開催。新体操の喜田のほか、陸上男子棒高跳びで森田凌世(勝賀)が県勢23年ぶりの王者となり、地元開催に花を添えた。圧巻だったのは競泳陣。なかでも村上雅弥、花車優、長野巧、綾崇稀で構成する男子の付属坂出がリレー2種目で圧勝。村上が50メートル自由形を制し、学校対抗で県勢初の頂点をつかんだ。さらに村上は全国JOC夏季大会、秋の長崎がんばらんば国体も優勝し、個人3冠に輝いた。

 その長崎国体では馬術の大西徹平(高松高)が少年スピードアンドハンディネスで同種目初の3連覇を果たし、中学3年時に制した標準障害飛越と合わせると4年連続の栄冠。ホッケーは成年男子の三菱化学坂出が県勢初優勝を成し遂げた。カヌーは少年女子カヤックペアの薦田遥・森山和佳奈組(高瀬高)、重量挙げは少年の妹尾侑哉(多度津高)の今夏のインターハイ覇者が勝利した。

 長崎国体の優勝は昨年の5競技7種目を上回る8競技10種目。しかし、団体で思うように点が取れず、冬季を含む天皇杯(男女総合)得点は目標を大幅に下回る779・5点。順位は昨年の30位から41位に転落し、24年ぶりの40位台となった。競技力のバロメーターと言われる国体で順位が再浮上するようになれば、県スポーツ界にとどまらず、県全体に活気が生まれる。20年の東京五輪に向け、さらなる新星の登場が待ち望まれる。

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