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カマタマーレ J3降格の衝撃/勝負の2019年 1年で復帰が目標 地道な活動、強化必要

2018/12/09 09:23

新監督就任会見で握手を交わす川村社長(右)と上村氏=高松市内
新監督就任会見で握手を交わす川村社長(右)と上村氏=高松市内

 「1年間を終えて皆さんに昇格の報告ができるようにしたい。今年、苦しい、悔しい、悲しい思いをさせたサポーター、応援してくださるスポンサーの皆さんのために、必ず良い結果を残せるように頑張りたい」。12月4日、新監督就任会見に臨んだ上村健一氏は、真っすぐに前を見据えながら力強く1年でのJ2復帰を掲げた。

■  ■  ■

 だが、J3は下のカテゴリーとはいえ、すぐに勝ち上がれるほど甘くない。J3が2014年に発足して以降、J2から降格したのは鳥取、富山、大分、栃木、北九州、群馬の6チーム。鳥取や北九州は最下位を経験し、富山も中位に停滞する。J2に戻れたのは1年で返り咲いた大分と、2年目で再昇格を果たした栃木のみ。早期に上がらないと“底なし沼”にはまるのが現状だ。

 原因として考えられるのは選手獲得に大きな影響を及ぼす収入の減少。Jリーグによると、J3降格1年目の営業収益は、鳥取は前年比1億8600万円減の4億6千万円、富山も2億400万円減の5億3100万円と大きく下がった。注目度の低下によるスポンサー離れに加え、観客動員数の減少も影響した。

 来季のJ3は18チームが参戦。カマタマーレは今季に比べてホーム戦が4試合減少することに加え、人気を集めた岡山や徳島など近隣チームとのダービーマッチがない。過去、集客に大きく貢献した磐田、名古屋などビッグクラブも見当たらない。

 事実、鳥取はJ2最終年の1試合平均観客動員数は4097人だったが、J3初年度は3069人に落ちた。同クラブの関係者は「あの選手が来る、このクラブと対戦するという魅力に欠けたのは痛い」と話した。

■  ■  ■

 チーム運営に大きく影響するJリーグ配分金を考えれば、J2復帰は来年が勝負の1年となるだろう。カマタマーレの場合、配分金は来年はJ2時代の1億5千万円の8割が救済措置として支給されるが、J3のままなら再来年は3千万円に激減する見通し。

 厳しい現状に、カマタマーレのフロント幹部は「スポンサーへの熱意を持った営業はもちろん、学校訪問などのホームタウン活動などに力を入れ、ファンを地道に増やしていくしかない」。川村延広社長も「来年にカマタマーレの全てを懸ける」と強い覚悟を示した。

 チームの、そしてサポーターらの未来を懸けた戦いは、寒さ厳しい来年1月13日に始まる。

 (この連載は運動部・小藤永至が担当しました)
=おわり=

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