香川県内の上半期特殊詐欺被害の推移

香川県内の上半期特殊詐欺被害の推移

 2018年上半期(1〜6月)に県内で発生した特殊詐欺の被害額は7870万円で、前年同期より約3千万円(59・8%)増だったことが県警のまとめ(暫定値)で分かった。高齢女性を狙った架空請求詐欺で高額の被害が相次ぎ、4年ぶりに前年を上回った。件数は前年同期比29・5%減の31件で、4年連続で前年を下回った。

 被害額の内訳をみると、架空請求詐欺が前年同期の約3・7倍の7060万円に急増し、全体の9割を占めた。一方、昨年まで目立ったおれおれ詐欺が同75・4%減の500万円、還付金詐欺は同87・0%減の120万円に減少した。件数も架空請求詐欺が同4件増の20件。おれおれ詐欺は同4件減の5件、還付金詐欺は同16件減の2件だった。

 架空請求詐欺では、警察官や弁護士を名乗り複数の人間が次々に電話を掛ける「劇場型」のほか、公共料金などをコンビニエンスストアで支払える「収納代行サービス」を悪用した手口が多発。劇場型で一人の高齢者が3400万円をだまし取られるなど高額被害に遭うケースが目立つ一方、収納代行サービスの悪用では男女問わず幅広い年齢層が狙われている。

 被害者31人の内訳は女性25人、男性6人。65歳以上の高齢者の割合は45・2%で、前年同期の70・5%から大幅に減少した。

 県警生活安全企画課は「手口の複雑化、巧妙化は続いている。安易に現金を渡さず、家族や警察に相談するなど『立ち止まる意識』を持ってほしい」と呼び掛けている。