四国新聞

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香川県内10大ニュース
2018

 四国新聞社が読者の投票で選ぶ「2018年県内10大ニュース」が決まった。

 1位は「目黒女児虐待死事件」。善通寺市から東京都目黒区に転居した船戸結愛ちゃん=当時(5)=が3月、両親から虐待を受けて死亡。「もうおねがい ゆるして ゆるして」―。結愛ちゃんが大学ノートにつづった切実な思いは、両親には伝わらなかった。

 2位は「記録的な猛暑の夏」。県内は梅雨明け以降、猛暑、酷暑となり、高松では7、8月の2カ月間に最高気温が37度以上を8回も観測した。

 3位は「瀬戸大橋が『30歳』に」。4月に与島で開かれた記念式典では関係者が夢の懸け橋の歩みを振り返り、地域の発展に一層効果が発揮されることを期待した。

 「丸亀城の石垣が崩落」「西日本豪雨で予讃線の一部が長期不通に」が4、5位。今年県内を襲った台風などの爪痕が各地に残った。6位に全国で初めてとなる県内8市8町が参加した「水道事業が広域化」。

 7位に「渡辺選手、日本人2人目のNBAデビュー」で、夢舞台での今後の活躍が期待できる。「豊島で新たな産廃見つかる」「栗林公園でコイヘルペス」「さぬき市で鳥インフル」がそれぞれ、8、9、10位に入った。

1目黒女児虐待死事件

船戸結愛ちゃんが虐待を受け、亡くなった自宅アパートに花を手向けに来た親子=6月、東京都目黒区

船戸結愛ちゃんが虐待を受け、亡くなった自宅アパートに花を手向けに来た親子=6月、東京都目黒区

 善通寺市から東京都目黒区に転居した船戸結愛ちゃん=当時(5)=が3月、両親から虐待を受け死亡した。県の第三者委などは、香川と都の児童相談所間の連携不足や、県警など関係機関との情報共有が不十分だったと総括。児相の体制拡充の機運が高まった。

2記録的な猛暑の夏

太陽が照りつける中での中学総体のソフトテニス競技。試合のインターバルに日傘の下で氷のうやスポーツドリンクで体を冷ます選手=高松市の県営生島テニスコート

太陽が照りつける中での中学総体のソフトテニス競技。試合のインターバルに日傘の下で氷のうやスポーツドリンクで体を冷ます選手=高松市の県営生島テニスコート

 四国地方は過去10年で3番目に早い7月9日に梅雨明け。それ以降、県内は記録的な猛暑の夏になった。高松で最高気温37度以上を過去最多の8回観測。飲料や冷菓、エアコンなどの売れ行きが好調だったが、小売店や観光地では客足が鈍るなどの影響も出た。

3瀬戸大橋が「30歳」に

瀬戸大橋30周年を祝い、くす玉を割る関係者=坂出市与島パーキングエリア

瀬戸大橋30周年を祝い、くす玉を割る関係者=坂出市与島パーキングエリア

 1988年4月10日に開通した瀬戸大橋が30周年を迎えた。4月の記念式典では香川、岡山両県知事ら関係者が出席し、物流や観光の活性化、交流人口の拡大などをもたらした大動脈の節目を祝った。8月には週替わりのライブなども開かれた。

4丸亀城の石垣が崩落

台風などの影響で相次いで崩落した丸亀城南西部の石垣=丸亀市一番丁

台風などの影響で相次いで崩落した丸亀城南西部の石垣=丸亀市一番丁

 丸亀市のシンボルの国指定史跡・丸亀城の南西部の石垣が7月と10月、台風などの影響で相次ぎ崩落した。市は全庁的な対策本部を設置し、11月に崩落拡大の防止工事に着手した。来年夏から本格修復に取りかかり、2023年度の復旧を目指している。

5西日本豪雨で予讃線の一部長期不通に

長引く大雨の影響で予讃線本山―観音寺駅間の財田川橋梁が損傷し、曲がったとみられるレール。関係者が点検を始めた=三豊市内

長引く大雨の影響で予讃線本山―観音寺駅間の財田川橋梁が損傷し、曲がったとみられるレール。関係者が点検を始めた=三豊市内

 7月の西日本豪雨の影響で、JR予讃線本山―観音寺駅間にある財田川橋梁(きょうりょう)(三豊市)の橋脚が傾き、レールが曲がる被害が出た。橋の仮復旧工事が完了する1カ月ほどの間、JR四国は両駅間での列車の運転を見合わせ、バスによる代替輸送を行った。

6水道事業が広域化

水道事業の統合に向けた基本協定書に署名する浜田知事ら=県庁

水道事業の統合に向けた基本協定書に署名する浜田知事ら=県庁

 人口減少に伴う給水収益の減少や施設老朽化への対応を見据え、直島町を除く県内8市8町と県が参画し、全県レベルでは全国初の水道事業の広域化が4月に始動。事業の効率化や経営強化を進め、水道料金は2028年4月をめどに統一する見通しだ。

7渡辺選手、日本人2人目NBAデビュー

サンズ戦で途中出場しNBAデビューを果たした、グリズリーズの渡辺雄太選手(左)=27日、米メンフィス(USA TODAY Sports/ロイター=共同)

サンズ戦で途中出場しNBAデビューを果たした、グリズリーズの渡辺雄太選手(左)=27日、米メンフィス(USA TODAY Sports/ロイター=共同)

 米プロバスケットボールNBAで、三木町出身の渡辺雄太選手(24)=尽誠高出=が10月、グリズリーズの一員として日本人2人目のNBAデビューを果たした。12月には自身3戦目に出場。"バスケ一家"で育った努力家が幼少期からの夢を見事に実現させた。

8豊島で新たな産廃見つかる

産廃処分地の地中に廃棄物が残っていないか確認する調査=土庄町豊島

産廃処分地の地中に廃棄物が残っていないか確認する調査=土庄町豊島

 昨年3月に産業廃棄物の撤去を終えたとしていた土庄町豊島で1月から5月にかけ、汚泥など新たな産廃計約610トンが見つかった。綾川町の廃棄物処理業者などで処理することとなり、12月に搬出作業が始まった。県は来年8月ごろまでに処理を終える予定だ。

9栗林公園でコイヘルペス

栗林公園の南湖にニシキゴイを放流する児童ら=高松市栗林町

栗林公園の南湖にニシキゴイを放流する児童ら=高松市栗林町

 特別名勝・栗林公園(高松市)で4月、コイヘルペスウイルス病が確認され、夏までに全てのコイが処分された。長く親しまれてきたとあって復活を望む声は多く、県は11月下旬に新たに100匹を放流。元の700匹を目指し、購入費の寄付を募っている。

10さぬき市で鳥インフル

高病原性鳥インフルエンザが確認された養鶏場で作業する関係者=さぬき市内

高病原性鳥インフルエンザが確認された養鶏場で作業する関係者=さぬき市内

 さぬき市の養鶏場で1月、家畜では四国で初めてとなる高病原性鳥インフルエンザが発生した。県は計約9万1千羽の肉用鶏を殺処分した。付近の農場でも卵や鶏の持ち出し・持ち込みが制限されるなど、2月の「終息宣言」まで関係者は対応に追われた。

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