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受け継がれる味でお接待 三豊・大興寺 参拝客にヒャッカうどん

2019/04/22
「ヒャッカうどん」を味わう参拝客ら=三豊市山本町、大興寺「ヒャッカうどん」を味わう参拝客ら=三豊市山本町、大興寺

 三豊市山本町の四国霊場67番札所・大興寺で21日、地元住民が恒例の「ヒャッカうどん」のお接待を行った。参拝客たちは、102歳まで接待役を務めた名物おばあちゃん、故斎藤マサさんの遺志を受け継いだおもてなしの心をかみしめながら、名物のうどんを頬張った。

 接待は、かつて凶作に苦しんだ同寺近くの農民が、弘法大師に豊作を祈願したのが始まりとされる。現在は、上河内、中河内の両地区の住民が毎年4月の第3日曜に実施。マサさんは2013年の夏に亡くなるまで、訪れた人たちを笑顔で迎え入れていたという。

 ヒャッカは、マンバとも呼ばれる高菜の一種。47年目の今回は、両地区の住民約20人が参加し、イリコが利いた風味豊かなだしに、生のヒャッカと油揚げが入ったうどん850食と赤飯のおにぎりなどを振る舞った。

 お遍路さんらは会話を弾ませながら、心も体も温まる接待を満喫。埼玉県から遍路に訪れていた大山彰さん(73)は「ヒャッカに味がよく染みていておいしい。この後の遍路も頑張れそう」と笑顔。マサさんの義理の娘・清美さん(69)は「皆さんが喜んでくれる姿に元気をもらえる。健康でいられる限り、これからも長くお接待を続けていきたい」と話していた。

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