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「さぬき麺市場」のあっとん 冷凍うどんに参入 業務用、家庭用を販売

2018/10/11
「さぬき麺市場」を運営するあっとんが販売している冷凍うどん「さぬき麺市場」を運営するあっとんが販売している冷凍うどん

 県内外でうどん店「さぬき麺市場」をチェーン展開するあっとん(本部・高松市)は、新たに冷凍うどんの製造販売を始めた。「本場の讃岐うどん」を国内外で味わってほしいと、冷凍食品の分野に進出。店舗運営で培った製麺技術を生かし、うどん玉や麺を冷凍した状態で製品化した。業務用、家庭用の両方を用意し、飲食店や小売店などに売り込んでいる。

 2010年に創業した同社は、高松市で3店舗、県外で3店舗を運営している。来店客数は年間約80万人、売上高は約3億5千万円(18年6月期)。

 同社の冷凍うどんは、材料に小麦粉と食塩、水のみを使用。冷凍食品では冷解凍に伴って低下する食味などを補うことを目的に加工でんぷんを添加した製品が多い中、うどん本来の製法通り添加物不使用にこだわり、もちもち感とコシのある麺を冷凍でも実現できるよう試行錯誤したという。

 本格的なうどんを提供したい店舗向けには、重さ1・5キロの生地を丸めたうどん玉の状態で出荷。生地作りの重労働を省けるなど導入のメリットをアピールするほか、小ロット生産に対応できるのも強みとしている。

 また、数分間ゆでるだけで味わえる1食分の麺も販売。商品名を「そのまんまさぬきうどん」とし、小麦粉の違いなどによってシリーズ化していく予定。特にうどん用県産小麦「さぬきの夢2009」を使った製品の売り込みに注力する。

 伏石店(高松市伏石町)の隣に延べ床面積約150平方メートルの工場を新設、今年2月に稼働を始めた。生地作りや冷凍、包装など一連の工程を可能な範囲で機械化しつつ、足踏みなどは職人が手掛ける。1食200グラム換算で1日に9千食の生産能力があるという。

 県内外のスーパーや飲食店などとの取引が始まっており、冷凍うどんで年間1億円の売り上げを目標に掲げている。神原里司社長は「讃岐うどんを世界に発信したい」と話している。

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