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うどんで国際認証取得 宮武讃岐製麺所(丸亀) 「SQF」、海外販売強化へ

2018/09/11
国際認証を受けたうどん麺の製造工場=丸亀市蓬莱町、宮武讃岐製麺所国際認証を受けたうどん麺の製造工場=丸亀市蓬莱町、宮武讃岐製麺所

 製麺業の宮武讃岐製麺所(丸亀市)は、うどん麺の海外展開を強化している。食品の安全と品質確保に関する国際基準「SQF(Safe Quality Food、安全で高品質な食品)」の認証を8月に取得しており、海外の小売業者や国内商社との取引で“強み”として売り込む。比較的価格が安定し、利幅の大きい海外向けの割合を増やしていく計画だ。

 同社は15年ほど前から海外販売に乗り出し、現在は売上高の3割ほどを占める。麺文化の根付く香港や台湾、シンガポールといった東南アジアを中心に、オーストラリア、ニュージーランドなどに向け、常温で長期保存できる人気商品「ロングライフ麺(LL麺)」を売り出している。

 認証制度の活用は2011年に台湾の大手小売店と交渉した際、第三者による安全性の担保を求められたことがきっかけ。13年に県内の製麺企業ではいち早く、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」認証を取得した結果、香港や台湾では前年比1割増ほどのペースで売り上げを伸ばしているという。

 さらに今回取得した「SQF」は、ハサップより厳しい要件が課せられているのに加え、毎年更新があるため、原料の入荷から出荷までの計画づくり、記録の保管、検証の厳格な運用について、取引先に証明しやすいという。

 同社は「貿易に有効な認証を生かして、本場の讃岐うどんをさらにアピールしたい」としている。

 同社は1948年に製粉所として創業。現在はLL麺を月約200万食分生産するほか、本社工場敷地内でうどん店「まごころ」を運営する。2017年6月期の売上高は約12億円。

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