高松短大(高松市春日町)の秘書課の学生8人は18日、四国霊場88番札所・大窪寺近くにあるおへんろ交流サロン(さぬき市前山)で、お接待実習に取り組んだ。学生たちは、お遍路さんらにうどんや湯茶を振る舞い、地域に根付くおもてなし文化を体感した。
実習は、2003年度から高塚順子教授の「地域文化研究」の講義の一環として実施しており、今回で36回目。
学生たちは、温かいぶっかけうどん80食分や手書きのメッセージを添えたお菓子などを用意。同サロンに立ち寄った歩き遍路らに「どちらから来られましたか」「おいしいですか」などと笑顔で声をかけながら接待した。
1回生の森明日香さん(19)は「お遍路さんとの交流が楽しかった。人のために何かをしたいというおもてなしの心は、将来に生かせそう」と話していた。