過去最多8364人力走/丸亀国際ハーフマラソン

2010/02/09 09:36

 

沿道から懸命に声援を送る観衆=香川県丸亀市田村町

沿道から懸命に声援を送る観衆=香川県丸亀市田村町

レースで付けたゼッケンを手に、好タイムに笑顔を見せる楠田さん=香川県丸亀市金倉町、県立丸亀競技場

レースで付けたゼッケンを手に、好タイムに笑顔を見せる楠田さん=香川県丸亀市金倉町、県立丸亀競技場

県立丸亀競技場でソメイヨシノを記念植樹する帖佐会長(右から3番目)ら=香川県丸亀市金倉町

県立丸亀競技場でソメイヨシノを記念植樹する帖佐会長(右から3番目)ら=香川県丸亀市金倉町

 エントリー9357人、出場者8364人と、いずれも過去最多を記録した7日の「第64回香川丸亀国際ハーフマラソン大会」。風もなく陽光が差し込む絶好のマラソン日和の中、招待された国内外の一流選手らがハイスピードでレースをけん引。市民ランナーも沿道に詰めかけた15万5千人(主催者発表)の声援に後押しされ、力を尽くして冬の讃岐路を駆け抜けた。
【→参照記事】

 出場者が最多なら、沿道の観衆も15万5千人と過去最多。ボランティアを含む約3千人のスタッフの力もあり、会場は2回目の国際大会を支える一体感に包まれた。

 尽誠高ウインドオーケストラ部の演奏でレースがスタート。折り返し地点まで大勢の観客が沿道を埋め、精いっぱいの声援を送った。丸亀市通町商店街南入り口にまるがめ婆娑羅太鼓が登場するなど、3カ所で和太鼓演奏があり、体に響くリズムでランナーを勇気づけた。

 丸亀、坂出、琴平など各高の生徒が関門審判や給水係を務め、円滑なレース進行をサポート。ゴール地点では観音寺一高、高瀬高生らがウインドブレーカーを渡すなどして、走り終えたランナーをねぎらった。

 県立丸亀競技場のスタジアムでは観客1万5千人(主催者発表)がゴールの瞬間を見守った。家族の応援に大阪から訪れた主婦古賀正美さん(60)は「一流ランナーも多く、歴史ある大会だと実感できた。競技場は華やかな雰囲気で、レースも楽しめた」と喜んでいた。

楠田さん(埼玉)快走 ギネス記録 52日間連続マラソン
 特別招待選手として大会に参加した楠田昭徳(くすだあきのり)さん(66)=埼玉=は昨年、52日間連続でフルマラソンを走破したギネス記録保持者。一般男子ハーフの部で1時間38分25秒を記録。年齢を感じさせない力走を見せた熟年ランナーの“星”が観客を沸かせた。

 楠田さんは立教大時代に4年連続で箱根駅伝に出場した経験を持つアスリート。50日間連続でマラソンを走った前ギネス記録保持者の記事を読んだことなどをきっかけに、「年老いた体にどれくらい力が残っているのか試したい」と、65歳で記録更新に挑んだ。

 主戦場は自宅近くの公園だったが、52日目にあった東京マラソンに出場。国際マラソン・ロードレース協会の帖佐寛章(ちようさひろあき)会長(旧制大川中卒)ら支援者に見守られ3時間55分25秒を記録し、ギネスの新記録を樹立した。

 楠田さんにとってマラソンとは「癒やし」と言う。ランニング中の爽快(そうかい)感、走り抜いた達成感、何より多くの友人を得られることが魅力だそうだ。

 丸亀の印象は「微妙な起伏があって私の好きなコースだった」と楠田さん。後進のランナーには「マラソンを楽しんでほしいし、長続きしなきゃいけない。何より走る以上は少しでもいいタイムを目指してほしい」とアドバイス。「またチャンスがあったら挑戦してみたい」と笑顔を見せ、競技場を後にした。

大会の成功祈念 帖佐会長ら植樹 ソメイヨシノ2本
 ハーフの部スタートを前に、国際マラソン・ロードレース協会(AIMS)の帖佐寛章会長や大会会長の新井丸亀市長、真鍋知事らが、県立丸亀競技場で記念植樹を行った。

 植樹は大会の成功を祈念するとともに、高松市内でAIMS理事会が開かれたことを記念したもので、同大会としては初めての試み。同場敷地内に高さ約3メートルのソメイヨシノを2本植え、新井市長ら7人がスコップで、根元に土を丁寧にかけた。

 帖佐さんは、1990年から務めてきたAIMS会長退任を表明しており、ラストイヤーのことし、理事会メンバーとともに訪れた「心のふるさと香川」での国際大会に感慨深げ。「きょうはマラソンにはこれ以上ないコンディション。熱戦を期待したい」と話した。

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