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新田「1年目から勝負」/プロ野球ドラフト会議

2008/10/31 09:34

「プロ野球は小さいころからの目標。1年目から勝負したい」とガッツポーズで意気込むパナソニックの新田玄気捕手=東京都内のホテル
「プロ野球は小さいころからの目標。1年目から勝負したい」とガッツポーズで意気込むパナソニックの新田玄気捕手=東京都内のホテル

 プロ野球のドラフト会議は30日、東京都内のホテルで行われ、高松商高出身の新田玄気捕手(26)=パナソニック=がヤクルトから5位指名を受けた。四国・九州アイランドリーグ(IL)の香川オリーブガイナーズからは森田丈武内野手(27)ら過去最多の4人が育成ドラフトで4球団に指名された。

 超高校級スラッガーとして注目された大田泰示内野手(神奈川・東海大相模高)の交渉権は2球団の競合の末、巨人が獲得した。大田は5球団以上が1位候補にリストアップしていたが、実際に指名したのは巨人とソフトバンクの2球団だった。

 複数球団の競合が予想されていた巽真悟投手(近大)はソフトバンクが外れ1位で単独指名した。横浜と阪神が1位指名した松本啓二朗外野手(早大)は横浜が、楽天と中日が争った野本圭外野手(日本通運)は中日が交渉権を獲得した。

 ロッテは、西武から金銭を受け取っていたことが発覚して対外試合禁止処分を受けた木村雄太投手(東京ガス)を1位で、一昨年に巨人入団を希望して日本ハムからの指名を拒否した長野久義外野手(ホンダ)を2位で、それぞれ指名した。

 独立リーグからは四国・九州アイランドリーグの西川雅人投手(愛媛)がオリックスから5位で、金無英投手(福岡)がソフトバンクから6位で指名された。

 米大リーグ挑戦を表明し、国内12球団に指名しないように要望書を送った田沢純一投手(新日本石油ENEOS)を強行指名する球団はなかった。

強打と強肩が武器 ヤクルト5位指名
 「決して若くはない年齢。それでも指名してくれた。1年目から勝負しろと言われているんだと思う」。ヤクルトに5位指名されたパナソニックの新田は、落ち着いた口調の中に、やっとめぐってきたチャンスに臨む強い覚悟をのぞかせた。

 屋島中で野球を始め、強肩を武器に高松商高時代は投手としても活躍。その後、中大を経て、松下電器(現パナソニック)に入り主軸を務める。172センチの小柄な体からは想像しがたいパンチ力が売り。入社2年目でプロを強く意識したという。

 JR四国出身でロッテの中郷大樹投手は、義理の弟。ヤクルトには大学時代、東都大学野球リーグで争ったよきライバル、川本良平捕手もおり、「今以上に厳しい世界だが、ヤクルトは古田選手以来の守りのチーム。自分にはとてもやりがいがある」。

 この日は社会人野球日本選手権に向けての練習試合のために大阪から上京、くしくもドラフト会議があったホテルでチームの監督から吉報を受けた。高松の父親からは早々に祝福の電話が入ったそうだが、「今日はあまり話してないんです。今度帰った時、ちゃんと顔を見て『ありがとう』が言いたい」。

 来年4月には初めての子供が生まれる。この先半年で公私ともに人生が大きく動くが、今一番の目標は13日から始まる日本選手権の優勝。「有終の美を飾って、監督を男にしてあげたい。今まで育ててくれた恩師、家族、友人、生まれてくる子供、みんなに心から感謝したい」。終始冷静だった言葉が初めて熱を帯びた。

ぜひ1軍定着を
 高松商高時代に新田を指導した宮武学監督(現・寒川高監督)の話 積極性が持ち味の選手。打撃センスは抜群。広角に長打の打てる技術はプロでも通用するだろう。打てる捕手を目指し、ぜひ1軍に定着してレギュラーを奪ってほしい。

略歴
 新田玄気(にった・げんき)高松市出身。高松商高では捕手と投手を兼務。主将を務めた3年夏の県大会では投手で出場し、8強入り。中大4年の時、東都大学リーグで春秋連続でベストナイン(捕手)に選ばれる。2005年、捕手として松下電器=現・パナソニック=に入社。その年の日本選手権の決勝でサヨナラヒットを放ち、チームの優勝に貢献する。昨年と今年の都市対抗大会では8強入り。右方向へも長打の打てるパンチ力に定評がある。172センチ、80キロ。右投げ右打ち。26歳。
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