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男子・尽誠、健闘32位−全国高校駅伝

2007/12/24 09:40

好走した1区熊谷が2区小林(左)にたすきをつなぐ=京都市内
好走した1区熊谷が2区小林(左)にたすきをつなぐ=京都市内

43位でゴールする英明のアンカー川本=西京極陸上競技場
43位でゴールする英明のアンカー川本=西京極陸上競技場

 男子第58回、女子第19回全国高校駅伝は23日、京都市の西京極陸上競技場発着コースで行われ、男子(7区間、42・195キロ)は仙台育英(宮城)が2時間3分55秒で2年ぶり7度目の優勝。女子(5区間、21・0975キロ)は立命館宇治(京都)が1時間7分6秒で7年ぶり2度目の優勝を果たした。男子は仙台育英が3区のクイラが10位から一気にトップに浮上。その後は追い上げた佐久長聖(長野)と激しく競り合ったが、最後のトラック勝負を微差で制した。3位は西脇工(兵庫)。女子は立命館宇治が2区で夏原がトップに立ち、その後もリードを広げて2位に1分差以上をつけて快勝。2位は千原台(熊本)、3位は興譲館(岡山)が入った。香川県代表は男子の尽誠が序盤でリズムをつかみ2時間9分56秒の32位。昨大会の最下位(47位)から大きな順位アップを果たした。女子の英明は前半で出遅れ1時間15分12秒の43位にとどまった。

◎男子 仙台育英7度目V
 【評】仙台育英が佐久長聖との激しい一騎打ちに競り勝った。3区でクイラが10位から一気にトップに立ったが、その後は佐久長聖に徐々に差をつめられた。6区はほぼ同時に通過し、アンカーの橋本がトラック勝負をわずかな差で制した。連覇を狙った世羅は中盤から失速して10位。

 尽誠は1、2年生主体の序盤で流れをつかみ、昨大会(47位)を上回る好結果につなげた。1区熊谷が区間26位の好走。続く2区小林は持ち味のスピードを生かし区間7位の力走で24位に押し上げた。さらに3区森川が1人をかわし23位。だが4区森が後半にバテて31位まで後退。5区合田昇で32位となり、6区木村、最終区赤井が粘りながら順位をキープしゴールした。

采配ずばり接戦を制す 仙台育英
 優勝候補の西脇工、世羅が次々と脱落するなか、最後に笑ったのは佐久長聖とのトラック勝負を制した仙台育英だった。「佐久長聖の大健闘に敬意を表したい」。同タイムの大接戦をものにし、お立ち台で渡辺監督は高らかに言った。

 7人中5人が故障を抱えていたという窮地を、采配(さいはい)ではね返した。1区を予定していたクイラを痛めた左脚に負担がかからないよう、上りが多い3区に。1区の上野が首位と1分1秒差で乗り切ると、10位でたすきを受けたクイラが9人を抜き去り、トップに立った。

 そして最終7区だ。アンカー勝負になると踏んでスピードのある橋本を据えたことが見事にはまる。期待に応え佐久長聖の堂本を最後に振りきった橋本は「去年負けて、この1年ずっと頑張ってきた」と2年ぶりの頂点の味をかみしめた。

 ことし還暦を迎えた監督は栄冠を置き土産に指導の第一線から退くという。「(最後に)選手が気を使って勝ってくれた」。自らの読み通りに走りきった教え子たちに感謝の言葉を述べていた。

尽誠 昨大会の雪辱果たす
 最下位に終わった昨大会から躍進を見せて32位。タイムも同校としては過去3番目となる好結果に、尽誠の大西監督は「何とか雪辱を果たせた。選手はベストの走りだった」と晴れ晴れとした表情だった。

 指揮官は「1、2区は120点満点。流れに乗った」と序盤の出来を評価する。まずは1区熊谷が度胸の良さを買われた通り、26位と踏ん張った。昨大会は4区で46位に終わったが「悔しい思いを忘れず練習に励んだ。自分の走りができた」と素直に喜んだ。力のこもったたすきを受けて1年の小林が区間7位と力走。「先輩がいい流れをつかんだので気が楽だった。気持ちよかった」と初の大舞台で存分に走りを楽しみ、3区森川も1人をかわし23位まで押し上げた。

 中盤の4区から順位は後退したが「これまでならズルズルといくが、後半もよく持ちこたえた」と大西監督。今大会は1―5区までを1、2年生が担っただけに、来年へのステップアップにつながるレースとなった。トラック勝負でも粘り、区間25位でゴールした3年のアンカー赤井は「チームのタイムも上がった。来年も主力は残り頼もしい限り」とさらなる飛躍を後輩に託した。

◎女子 英明出遅れ43位
 【評】立命館宇治が見事なレース展開で快勝。1区を6位で通過すると、2区の夏原が2・5キロすぎにトップをとらえた。その後もリードを守り、4区で1年生の伊藤が区間賞の力走で後続を大きく引き離した。初優勝を狙った豊川は一時トップに立ったが、終盤に失速した。

 英明は粘りの走りを見せるも序盤の出遅れが響き43位。エース区間の1区は篠原が積極的な走りを見せたが39位で通過し、2区宮武で44位まで後退した。3区中野、4区亀井も浮上のきっかけをつかめず順位はそのまま。何とか最終区川本が区間33位の走りで1人をかわしてゴール。過去ワーストタイ(44位)は免れた。

苦い経験来年への糧に
 英明は昨大会(42位)から順位を落として43位。県予選タイムは47都道府県中43位と、苦しいレースは覚悟の上だったが真部監督は「選手それぞれは力を出した。不調ではないけれど力不足は否めなかった」と現実を受け止める。

 全国との力差は如実に表れていた。1区篠原は39位。2年生だけにエース級がひしめく花の一区で競い負けだった。2区宮武も全国駅伝初デビューで「荷が重かった」(真部監督)と44位まで後退した。

 中盤以降は、3年生にたすきリレーしたが、3区中野、4区亀井が粘るも差は縮まらなかった。最終区は100メートル先の選手を追った主将川本が「苦しかったが、絶対に抜こうと思った」と1人をかわし、意地を見せた。

 昨年はアンカーに起用され、来季エースを託される篠原は「いい経験をした。来年こそは悔いの残らない走りを見せる」と苦い経験を糧にして、低迷脱出を誓った。

1年生が快走 立命館宇治
 前評判通りの実力を見せた立命館宇治が、快勝で7年ぶりに全国の頂点に立った。指を突き立ててゴールテープを切った竹中は「他のメンバーががんばった。うれしくて、よくわからなかった」と満面の笑みを見せた。

 勝負を決めたのは1年生2人の走りだ。1区に指名された近藤は留学生やエース級がひしめく中でも物おじしなかった。「(周りを)気にせずに前を向いて走ろうと思った」と自分のペースを守った。25秒差の遅れを想定していた監督の期待に応える17秒差でたすきをつないだ。

 4区を任された伊藤も圧巻だった。体調を崩した3年生の沼田が2位に並ばれたが、たすきを受けた伊藤は序盤からハイペースで飛ばして2位に1分4秒の差をつけて勝負を決めた。

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