
【最終節・カマタマーレ讃岐―南国高知FC】前半33分、カマタマーレ讃岐のFW脇坂(左から2人目)が2点目のヘディングシュートを決める=香川県立丸亀競技場
サッカーの四国リーグは21日、香川県丸亀市金倉町の県立丸亀競技場ほかで最終節4カードを行った。2位のカマタマーレ讃岐は3位の南国高知FCに5―1で大勝したが、勝ち点差3で首位の徳島ヴォルティスアマチュアも勝ったため勝率で届かず2位が確定。2年連続4度目の優勝は果たせず、JFL昇格を懸けた地域リーグ決勝大会(11、12月)の出場権を逃した。
カマタマーレは攻守とも南国高知を上回り、FW脇坂が4得点と躍動した。前半7分はペナルティーエリア右前でドリブル突破から左足を振り抜き先制点。同33分にはMF綱田の右センタリングを頭で合わせた。
後半20分に3点目を挙げ、同25分には緩急をつけたダッシュでDFを振り切り、MF土岐のゴール前へのパスを右足で冷静に流し込んだ。全14試合では計18得点で、リーグ得点王に輝いた。
▽最終節
カマタマ5 2―0 1 南国高知
ーレ讃岐 3―1 FC
▽得点者【カ】脇坂2、脇坂(綱田)加藤(泉谷)、脇坂(土岐)【南】八木(毛利)
徳島ヴォ12 5―0 0徳島コン
ルティス 7―0 プリール
アマチュ SC
ア
三洋電機2 2―1 1愛媛しま
徳島 0―0 なみFC
ベンター4 2―0 4三和ク
ナAC 2―4
▽順位 (1)徳島ヴォルティスアマチュア13勝1分け(2)カマタマーレ讃岐12勝1分け1敗(3)南国高知FC10勝4敗(4)三洋電機徳島7勝7敗(5)ベンターナAC4勝2分け8敗(6)愛媛しまなみFC3勝1分け10敗(7)徳島コンプリールSC3勝11敗(8)三和ク1勝1分け12敗(徳島ヴォルティスアマチュアは初優勝)
最終戦白星も… チームに笑顔なし
首位チーム大勝の一報が入ってきたのは試合直前だった。2連覇の火が消え、今季のJFL昇格への挑戦権を失ったカマタマーレ讃岐。昨季は優勝を争った南国高知FCとの最終戦を大差で制したものの、チームに笑顔は見られなかった。
将来のJリーグ入りを目標に掲げて3季目。過去2季は2位、優勝と実績を積み上げてきた。それでも、参戦からわずか2年目の徳島ヴォルティスアマチュアに今季は1分け1敗。練習環境に恵まれたJ2徳島の下部チームに頂点を譲り、山出監督は「王座を防衛できず、サポーターに申し訳ない」と頭を垂れた。
地力は着実に向上していると言っていい。かつての好敵手だった南国高知には今季2試合とも4点差で快勝。この日、4点を挙げてリーグ得点王に立ったFW脇坂は「自分のプレーには満足していない。でも、チーム全体としての取り組みは徐々に形になってきた」と一定の満足感を示す。
ただ、あくまでも最高峰の「J」を目標とするなら話は別。戦力、環境、支援体勢など多くの条件が不足している現状が突きつけられた格好だ。試合後、会場に訪れた過去最多1251人の観衆に向かい、小出主将はマイクを握った。「もっと強いカマタマーレになって戻ってくる」。来季はこの約束を守るしかない。