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素根、朝比奈破りV2 全日本女子柔道

2019/04/22 09:41

 体重無差別で争う柔道の全日本女子選手権は21日、世界選手権(8月25日〜9月1日・日本武道館)女子78キロ超級代表最終選考会を兼ねて横浜文化体育館で行われ、18歳の素根輝(環太平洋大)が決勝で昨年世界選手権同級覇者で22歳の朝比奈沙羅(パーク24)を下し、史上初の初出場優勝だった昨年に続いて2連覇を達成した。

 大会連覇は2010年に9連覇を果たした塚田真希以来。素根は個人戦で初の世界選手権代表に選ばれ、朝比奈も代表入りした。

 素根は準々決勝で16年リオデジャネイロ五輪78キロ超級銅メダルの山部佳苗(ミキハウス)、準決勝では稲森奈見(三井住友海上)にともに延長戦で優勢勝ち。朝比奈との決勝は9分を超える延長戦の末、指導3を引き出して反則勝ちした。

 3位は稲森と昨年準優勝の冨田若春(コマツ)。五輪52キロ級銅メダル2度で初出場の29歳、中村美里(三井住友海上)は初戦敗退した。
 県勢で四国代表の高松商高3年、村井杏弥は初戦の2回戦で九州代表の井上愛美(JR九州)に指導3で反則負けした。

 ▽準決勝
素根(3)(環太平洋大) 優 勢4分56秒(延長) 稲森(4)(三井住友海上)
朝比奈(5)(パーク24) 大外巻き込み2分5秒 冨田(3)(コマツ)
 ▽決勝
素根 反則勝ち9分5秒(延長) 朝比奈
(素根は2年連続2度目の優勝)

9分超の熱闘制す 重量級、新エースに
 女子重量級の若き新エースに名乗りを上げた。18歳の素根は決勝で朝比奈に競り勝ち、9年ぶりの大会連覇。宿敵との対決は昨春から5連勝だ。女子78キロ超級で念願の世界選手権代表にも入り「絶対に勝ってやるという気持ちが誰よりも強かった」と自画自賛した。

 決勝は引き手を取れず、先に指導を二つ奪われたが猛反撃。延長戦に入ると肩で大きく息をする相手を「ばててきている」と確信した。最後は大内刈りで20キロも重い巨体を崩す。三つ目の指導を引き出し、9分超の熱闘に終止符を打った。

 今春、岡山県の環太平洋大に進学すると、母と兄もサポートのために福岡県から大学の近くへ移住。平屋建ての住まいの2室を練習場に改造した。小学1年からの自主鍛錬を継続でき、無尽蔵のスタミナ強化をさらに目指す構えだ。

 大学で総監督を務める1992年バルセロナ五輪王者の古賀稔彦氏の存在も大きい。「他人に頼らないで自分をつくり上げられる」と素根の自主性を尊重して指導。試合中に有利な形になると「投げられるよ」と背中を押して支えている。

 たゆまぬ努力の成果で、大舞台への扉を開いた。だが東京五輪までは世界選手権すらも通過点と捉える。「誰よりも練習し、結果を残す」。素朴な性格の真ん中には、強い芯が宿っている。

世界柔道に素根、朝比奈ら
 全日本柔道連盟(全柔連)は21日、世界選手権(8月25日〜9月1日・日本武道館)個人戦の女子日本代表9人を発表し、78キロ超級には全日本女子選手権2連覇で18歳の素根輝(環太平洋大)、昨年世界女王の朝比奈沙羅(パーク24)を選出した。素根は初の個人戦代表となる。

 報道陣に公開された全柔連強化委員会で決定。昨年世界選手権優勝の阿部詩(日体大)が代表に決まっている52キロ級は、元世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)が2枠目で選ばれた。混合団体メンバーには、70キロ級の大野陽子(コマツ)と57キロ級の玉置桃(三井住友海上)が入った。

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