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第91回センバツ 春に挑む高松商 戦力を見る(上)投手編 信頼厚い二枚看板 チーム浮沈の鍵を握る

2019/03/13 09:24

甲子園でチーム浮沈の鍵を握る左腕香川
甲子園でチーム浮沈の鍵を握る左腕香川

甲子園でチーム浮沈の鍵を握る右腕中塚
甲子園でチーム浮沈の鍵を握る右腕中塚

昨秋の公式戦11試合の投手成績
昨秋の公式戦11試合の投手成績

 第91回選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)の開幕まで、あと10日。3年ぶりに出場する高松商ナインは一冬を越え、投攻守にレベルアップし、最後の調整にも余念がない。平成最後の聖地で頂点を目指すチームの戦力を紹介する。

   ●   ●

 「守り勝つ野球」を掲げるチームの屋台骨を支えるのは、新3年の左腕香川と右腕中塚。昨秋の公式戦11試合の大半を2人で投げ、香川は9試合58回で防御率2・48、中塚は7試合33回で防御率2・18と安定した数字を残した。

 香川は1年生だった一昨年夏の県大会開幕戦で、一回無死満塁で初登板。この試合を勝利に導くと、以降もピンチのたびに火消し役を担い、その年の秋も投手陣の核としてフル回転。しかし、165センチの体は悲鳴を上げ、年が明けた昨春には腰を疲労骨折した。

 こうした反省を踏まえ、投手陣の“香川頼み”からの脱却が急務だった現チーム。そこで頭角を現したのが中塚だ。長尾監督は「香川一枚ではきつかった。中塚の成長がチームにとって大きかった」と強調する。

 中塚は1年時、故障で出遅れていたが、「ずっと香川を助けてやりたかった」と力を蓄え、迎えた昨秋の県大会で見事に期待に応えた。

 制球の利いた140キロ前後の直球とカットボールなど多彩な変化球を武器に、一戦一戦経験を積み、英明との準決勝では、3―1の六回から利き手を痛めた香川に代わって登板。「ここで使えなければチームに先はない」(長尾監督)という重圧の中、以降を1失点でしのぎ、確固たる自信をつかんだ。

 右腕の存在は香川の投球にも好影響を与えた。腰に爆弾を抱えた中、「今までは自分がどうにかしないと、と思っていたが、中塚のおかげで安心して投げられた」。

 140キロ前後の直球と豊富な変化球に加え、過去の敗戦で得た教訓も生かして粘投。ピンチを背負っても肉体的、精神的に負担が軽くなったエースは、ここ一番でギアを上げ、冷静さも保って切り抜けた。

 この冬、香川は体幹トレーニングなどの成果で直球の伸びが増し、力んで制球を乱す悪い癖も解消。一方、中塚はやや好不調の波はあるものの、確実に力を付けた。

 新3年の右腕松下、新2年の右腕美濃らが成長したのも好材料だが、やはり甲子園では香川、中塚の二枚看板が軸になる。長尾監督は「やってくれると思う」と信頼を口にしつつ、明治神宮大会で全国区の打線につかまった経験から「細かな制球はまだまだ」とさらなるレベルアップを促す。

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