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鈴木、収穫の2位 日本歴代3位 サイナ2連覇 香川丸亀国際ハーフマラソン

2019/02/04 09:30

女子で首位争いをする鈴木(日本郵政グループ)とサイナ(後方・ケニア)=坂出市内
女子で首位争いをする鈴木(日本郵政グループ)とサイナ(後方・ケニア)=坂出市内

男子優勝のゴールテープを切るナゲイジェ(オランダ)=Pikaraスタジアム
男子優勝のゴールテープを切るナゲイジェ(オランダ)=Pikaraスタジアム

男子の先頭集団で力走する鈴木(73)(青学大)=丸亀市内
男子の先頭集団で力走する鈴木(73)(青学大)=丸亀市内

 第73回香川丸亀国際ハーフマラソン大会(四国新聞社など後援)最終日は3日、県立丸亀競技場付属コース(21・0975キロ)でメインのハーフマラソンを行い、女子はベッツィ・サイナ(ケニア)が2連覇を果たし、男子はアブディ・ナゲイジェ(オランダ)が初優勝した。女子はサイナと鈴木亜由子(日本郵政グループ)の2人が序盤から激しい優勝争いを展開。20キロ半ばで前に出たサイナが大会歴代3位の1時間7分49秒で優勝した。日本人最高の2位となった鈴木は大会歴代4位、ハーフの日本歴代3位の1時間7分55秒でゴールした。男子はナゲイジェが19キロ付近で、トップを独走していたケニア出身のサイモン・カリウキ(日本薬科大)を逆転。大会歴代10位の1時間0分24秒で栄冠をつかんだ。日本勢最高は鈴木塁人(青学大)の4位。県勢の最上位は女子が奥村純夏(大阪芸大)の17位。男子は向井悠介(早大)の67位だった。

 ▽男子 (1)アブディ・ナゲイジェ(オランダ)1時間0分24秒(2)サイモン・カリウキ(日本薬科大)1時間0分43秒(3)ジャック・ライナー(豪州)1時間1分36秒(4)鈴木塁人(青学大)1時間1分45秒(5)木津晶夫(カネボウ)1時間1分45秒(6)吉田圭太(青学大)1時間1分46秒(7)蜂須賀源(コニカミノルタ)1時間1分46秒(8)藤川拓也(中国電力)1時間1分46秒(9)高橋裕太(大塚製薬)1時間1分52秒(10)高久龍(ヤクルト)1時間1分58秒(11)ジョエル・トビンホワイト(豪州)1時間2分3秒(12)設楽啓太(日立物流)1時間2分4秒(13)郡司陽大(東海大)1時間2分7秒(14)下田裕太(GMOアスリーツ)1時間2分8秒(15)小山司(SUBARU)1時間2分9秒(16)東遊馬(九電工)1時間2分11秒(17)足羽純実(Honda)1時間2分12秒(18)上野渉(同)1時間2分15秒(19)倉田翔平(GMOアスリーツ)1時間2分15秒(20)一色恭志(同)1時間2分15秒

 ▽女子 (1)ベッツィ・サイナ(ケニア)1時間7分49秒(2)鈴木亜由子(日本郵政グループ)1時間7分55秒(3)シニード・ダイバー(豪州)1時間8分55秒(4)シャーロット・パデュー(英国)1時間9分46秒(5)レイチェル・クリフ(カナダ)1時間10分28秒(6)一山麻緒(ワコール)1時間10分49秒(7)青山瑠衣(ユニバーサルエンターテイメント)1時間12分38秒(8)松山芽生(ノーリツ)1時間12分54秒(9)水口侑子(デンソー)1時間13分7秒(10)野上恵子(十八銀行)1時間13分28秒(11)永岡真衣(シスメックス)1時間14分10秒(12)永尾薫(Sunfield)1時間15分6秒(13)西田留衣(シスメックス)1時間15分21秒(14)森田詩織(パナソニック)1時間16分6秒(15)田辺摩希子(シスメックス)1時間16分30秒(16)川上さくら(ノーリツ)1時間17分18秒(17)奥村純夏(大阪芸大)1時間17分22秒(18)川上わかば(ノーリツ)1時間17分27秒(19)鈴木莉紗(SBI)1時間18分9秒(20)大谷くみこ(今治造船)1時間18分31秒

 【一般】=記録は入賞者と50位以内の県内登録者
 ▽男子 (1)篠原楓(愛媛県)1時間9分34秒(2)JosephTurner(英国)1時間9分45秒(3)川又達也(愛媛県)1時間10分32秒(4)木山克哉(観音寺市)1時間12分24秒(5)行天康平(徳島県)1時間12分43秒(6)竹内一真(高松市)1時間15分10秒(7)増原薫平(徳島県)1時間15分34秒(8)石井良(岡山県)1時間15分40秒(11)岡田貴文(高松市)1時間16分38秒(17)浜田正博(善通寺市)1時間18分11秒(28)生橋優斗(高松市)1時間19分10秒(29)二川浩司(綾川町)1時間19分18秒(32)山口宏二(三豊市)1時間19分29秒(38)伏見直(高松市)1時間19分39秒(40)谷直樹(観音寺市)1時間19分41秒(43)大森健(高松市)1時間19分47秒(44)舛形勲(同)1時間19分50秒(47)香川孝幸(多度津町)1時間19分59秒

 ▽女子 (1)門田弥生(徳島県)1時間26分0秒(2)山下映子(善通寺市)1時間27分4秒(3)松谷和美(徳島県)1時間27分47秒(4)倉田浩子(岡山県)1時間29分4秒(5)友次久枝(同)1時間29分40秒(6)中島梨夏(大阪府)1時間29分52秒(7)榎亜子(徳島県)1時間30分20秒(8)前沢希咲(愛知県)1時間31分2秒(10)向井里織(高松市)1時間33分2秒(13)菊地里美(宇多津町)1時間34分26秒(15)柏原かおり(高松市)1時間34分40秒(22)矢野真衣(観音寺市)1時間35分55秒(29)宮谷富士子(三豊市)1時間37分30秒(44)高畑麻衣子(高松市)1時間39分45秒(49)川野道子(丸亀市)1時間40分57秒(50)氏家ますみ(高松市)1時間40分58秒

 【女子評】サイナが鈴木とのマッチレースを制して2連覇を飾った。残り1キロ付近まで並走が続いたが、競技場手前でスパートし、粘るライバルを振り切った。
 2位の鈴木は6秒遅れて栄冠は手に入れられなかったものの、前半からの積極的な走りが光った。3位は豪州のシニード・ダイバー。一山(ワコール)は6位だった。

潜在能力の高さ示す
 マラソン界のヒロイン候補が躍動した。ハーフマラソン初挑戦の鈴木が日本人最高の2位。1時間7分55秒のタイムは福士加代子(ワコール)、野口みずきに続く日本人歴代3位の快走だ。潜在能力の高さを示した27歳は「(1時間7分台は)予想していなかった。思った以上の走りができた」と笑顔がはじけた。

 レースは優勝したサイナとの二人旅。鈴木は「流れに乗るように走っていた。いいラップが刻めていた」と振り返ったように、自分のペースが守れていたという。

 「勝負は最後」。トップを競り合いながらラストスパートのタイミングを探っていた。しかし、その最終盤に突き放された。相手を振り切るどころか残り1キロ付近でギアを上げた女王についていけず、「勝つつもりだったし、勝機もあった。力不足」と結果を総括した。

 競り負けはしたが、まだまだ進化の途中だ。元々はトラック競技の選手で昨年8月の北海道マラソンで同種目初挑戦。いきなり優勝してマラソンの東京五輪代表選考会となるグランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権も手にし、注目を集める存在になった。現在は地力強化に励んでおり「スピードや持久力は良かった。満点の走りができるよりも課題があったほうがもう1段階上にいける。いい経験になった」と収穫もたっぷりのようだ。

 最終目標はもちろん自国開催の東京五輪。「一つ一つの練習やレースが線になっているのを実感した。ここからまた次(のレース)につなげ、MGCを突破したい」。早春の讃岐路に成長の跡を刻み、さらなる飛躍を誓っていた。

最後1キロ全力
 ベッツィ・サイナ
(ケニア=女子で2連覇)自己ベストを切って優勝でき、とてもいい気持ち。1時間7分台は素晴らしい。鈴木選手との競り合いは楽しく、最後の1キロは全力を尽くした。難しいが、ケニアの五輪チーム入りを目指したい。

目標に遠い
 奥村純夏
(大阪芸大=高松工高出、女子で県勢最高の17位)1時間15分を切るという目標にはほど遠い結果。積極的にいけたが、中盤に単独走になったときにいい走りができなかった。足りないものを見つめ直し、また練習を頑張りたい。

男子はナゲイジェ初V
 【男子評】ナゲイジェが序盤に飛び出したカリウキを終盤にとらえた。7キロすぎから先頭に出たカリウキに15キロ時点では21秒差をつけられたが徐々にペースアップ。19キロ付近で先頭に立ち以降は主導権を譲らなかった。
 積極性が光ったカリウキが19秒差の2位。3位にはジャック・ライナー(豪州)が入った。激しい日本人最上位争いとなった4位は鈴木が確保した。

鮮やかに終盤逆転
 男子はリオデジャネイロ五輪マラソン11位のナゲイジェが、自己ベストを1分半以上短縮して頂点に立った。両手を大きく広げてゴールテープを切り「本当にいい気持ち」と笑みを浮かべた。

 7キロすぎから抜けだしたカリウキに一時は引き離された。ライナー(豪州)とともに追い上げたが15キロ地点で21秒差。勝負はついたかに見えた。

 それでもオランダ国籍の29歳は諦めなかった。「17、18キロあたりで疲れてくれたら」と願いながら腕を振り、脚を前に出して終盤の上りを追走した。思いは実った。ペースが落ちてきたカリウキの姿がどんどん大きくなる。19キロ付近で並び、前に出ると勢いは最後まで衰えなかった。

 鮮やかな終盤の逆転で、トップ3を占めた外国勢の主役を務めた。表彰台の頂点に立ち「今はとてもうれしい」と白い歯をのぞかせた。

鈴木、日本人トップ4位 青学大主将が意地
 男子で日本人最高の4位に入った鈴木は、日本人集団の最終トラック勝負でわずかに抜け出し、自己ベストでゴール。「気持ちで負けず、勝ちに対するこだわりが走りに表れた」と自賛した。

 青学大3年の21歳。先の箱根駅伝で復路10区を走ったが、総合5連覇を逃した。新チームの主将に選ばれ、迎えた自身2度目の今大会で「箱根は攻めが足りなかった。今回は、原監督から先頭で行けるだけ行けと言われていた」。日本人トップ集団に最後まで残り、力強いスパートを見せた。

 昨年出場時は悪天候もあって100位内に入れなかった。その悔しさも晴らし「ラップタイムも体の動きも思い通り。今後のチームに勢いを与えられる結果を出せた」と終始、満足顔だった。

応援が力に
 向井悠介
(早大=小豆島中央高出、男子で県勢最高の67位)初のハーフ挑戦。1時間4分35秒は納得いくものではないけれど、1カ月後のハーフの大会へ向けていい流れができた。地元の応援も力になった。今後は長い距離で勝負したい。

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