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四学香川西PKで涙 全国高校サッカー第3日

2019/01/03 09:16

【日本航空―四学香川西】後半31分、四学香川西のMF宮本(右)が同点のヘディングシュートを決める=駒沢陸上競技場
【日本航空―四学香川西】後半31分、四学香川西のMF宮本(右)が同点のヘディングシュートを決める=駒沢陸上競技場

 サッカーの全国高校選手権第3日は2日、さいたま市の浦和駒場スタジアムなどで2回戦16試合が行われた。県代表の四学香川西は日本航空(山梨)と対戦。MF宮本のゴールで追い付いたが、1―1で迎えたPK戦に5―6で敗れ、同校が第92回大会で挙げて以来、県勢6大会ぶりの白星はならなかった。

 2連覇を狙う前橋育英(群馬)は宇和島東(愛媛)を2―0で下し、3回戦に進んだ。前回大会準優勝の流通経大柏(千葉)は徳島市立に2―1で逆転勝ち。尚志(福島)は東福岡を2―0で破り、前回4強の矢板中央(栃木)は日章学園(宮崎)を2―1で退けた。

 帝京長岡(新潟)は旭川実(北海道)戦で19人ずつが蹴ったPK戦を17―16で制した。星稜(石川)は前回8強の明秀学園日立(茨城)に終了間際のゴールで1―0と競り勝ち、初出場の瀬戸内(広島)は東京都市大塩尻(長野)に1―0で勝った。

 ▽2回戦
日本航空(山梨) 1(0―0)1 四学香川西
          (1―1)
        (PK6―5)
▽得点者【日】江井(師岡)【四】宮本(吉田)

 【評】四学香川西は攻守に粘りを発揮。終盤の押し込まれる時間帯も耐えて同点でしのいだが、PK戦で涙をのんだ。

 試合全体を通じてロングボールの応酬。前線や中盤で収まる場面が少ない中、四学香川西はDF白石を中心にクリアを続けた。後半24分に自陣ゴール前左から相手FWに先制ゴールを許したが、反発力も見せた。両サイドを軸に攻め、31分に左サイドを抜け出したMF吉田が逆サイドへ浮き球。走り込んだ1年生MF宮本が頭で決めた。

 1―1で突入したPK戦は互いに5人が成功。先攻の四学香川西は6人目が外し、直後のキックを決められた。

苦い敗戦も貴重な経験
 同点ゴールを挙げたのが1年生なら、PK戦での痛恨の失敗もまた、1年生だった。スタメンに最下級生が6人という若い布陣で挑んだ四学香川西。苦い敗戦とはいえ、4大会ぶりの大舞台はチームにとって得がたい経験の場となった。

 劣勢のチームを同点弾で勇気づけたのはMF宮本だ。登録メンバーで最も小柄な160センチ、52キロで右サイドを前後に走り続け、攻撃の先兵として存在感を発揮した。

 県大会を含めた自身初得点は0―1で迎えた後半31分。スローインを受けて左サイド深く進入した主将吉田と「練習通りの動き。目も合った」。するすると中に入ってゴール右でフリーとなり、ゴール前の密集をふわりと越す浮き球に頭をきれいに合わせた。

 息を吹き返したチームはしぶとく守り切り、PK戦に突入。それぞれ5人が決め、先攻の6人目はMF久保だった。

 指揮官がキック精度や危機察知能力を認める成長株。ただ、この試合は「セットプレーのキックに力みがあった」(大浦監督)。そしてゴール右を狙ったPKは相手GKが阻止。「僕のワンプレーで3年生のサッカーを終わらせてしまった…」とピッチに崩れ落ちた。

 吉田やDF白石ら上級生が攻守の屋台骨となって引っ張り、1年生の躍動を支えてきたチーム。出られなかった3年生たちの思いも分かっているからこそ、「この経験を生かし、次は自分がチームを引っ張る」と誓った宮本と久保。雪辱を果たすには、再びこの場所に戻って来るしかない。

球際甘くなった
 四学香川西・大浦恭敬監督の話
 見立てた通りの展開だったが、ロングボールへの対応で疲れがたまり、球際が甘くなったのが残念。ただ、後半は2、3点取られてもおかしくない流れ。しっかり粘って追いついた部分はほめてやりたい。

先手先手が勝因
 日本航空・仲田和正監督の話
 選手に攻守でおじけづいたような部分があったが、時間がたつごとに良くなった。四学香川西の縦への速さは対応が難しかった。交代などで先手先手を取ったのが勝因の一つ。PK戦はGKがよく止めてくれた。

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