天気予報を見る
 
新聞購読申込

総評 高松商、投手陣が充実 6試合で72奪三振 全体に打線の迫力欠く 秋の高校野球県大会

2018/10/16 09:20

優勝旗を先頭に場内一周する高松商ナイン=レクザムスタジアム
優勝旗を先頭に場内一周する高松商ナイン=レクザムスタジアム

秋の高校野球県大会の戦績
秋の高校野球県大会の戦績

 14日まで繰り広げられた秋季四国地区高校野球県大会は、高松商が2年ぶり27度目の優勝を飾り幕を閉じた。

 高松商は今夏の主力の大半が抜けた中、エース左腕香川と右腕中塚の両2年生投手がチームをけん引した。ともに直球は常時130キロ台半ばを計測し、決め球となる変化球も有効に使って打者をほんろう。1イニングを投げた美濃を含め、全6試合で投球回数(48回)を大きく上回る72奪三振という驚異的な数字を残した。

 守備も失策はわずか3。一度もほころびを見せなかった谷口、大塚の二遊間を中心にチームが掲げる「守り勝つ野球」を実践した。

 準優勝は志度。44年ぶりの優勝は逃したが、夏の県王者・丸亀城西や大手前高松、寒川といった力のある私学勢を撃破した。印象的だったのは、勢いづくと止まらない打線だ。丸亀城西戦では延長十回に11点、大手前高松戦では三回に6点を奪うなど、各試合でビッグイニングをつくった。

 3位は英明。1年生が多く、厳しい戦いが予想されたが、四国大会の連続出場記録を7に伸ばした。原動力は、今春のセンバツでも好投したエース黒河。攻守にミスが相次いだ中で我慢強く投げ、大一番の3位決定戦では、チーム打率4割超の寒川を4安打1点に抑えるあたりはさすがだ。

 8強で目を引いたのは尽誠。4番永尾を中心に野手は粒がそろっているだけに、投手陣の底上げが今後のテーマだろう。

 全体を見渡すと、打線の迫力を欠いた。象徴したのは本塁打3本の数字。これは、2008年春以降の県大会(計33大会)では1大会通算記録として最少。ならばパワー不足を補う堅実な野球ができていたかといえば、そうではない。犠打の精度は低く、走塁ミスや守りの粗さも目立った。

 県大会史上初めて、部員不足によって石田と笠田が連合チームで臨んだ。両校ナインが野球ができる喜びをプレーで表現していたのは、ほほ笑ましかった。

 一方、子どもの野球離れが深刻化している現実も突きつけられた。県高野連加盟38校(硬式)のうち、選手数がベンチ入り登録20人に満たないチームは石田、笠田を含めて14校に上る。連盟としては手を打つ必要があるだろう。

 地元開催の四国大会に目を向けてみる。県1位代表の高松商は投手を含めた守りが安定。打線も派手さはないが、つなぐ意識が徹底できている。県大会同様、チーム一丸の攻守を発揮できれば上位進出は十分可能だ。

 志度と英明は、ともに5試合で2桁失策をした。志度は右横手の開、英明は右腕黒河が試合をつくれるだけに、バックが堅守でもり立てられるかが勝敗の鍵を握る。

 代表3校には、県大会で明確になった課題を修正し、四国の舞台では相手を恐れず自分たちの野球を精いっぱい展開してもらいたい。(運動部・河田信也)

同じジャンルの記事

注目の情報

顧客管理が簡単にできるASPシステム「クライゼル」を発売中

顧客管理が簡単にできるASPシステム「クライゼル」を発売中
トライコーン株式会社では、本格的な顧客管理を実施したい法人向けASPサービスクライゼル」を発売しています。CRMもお任せください

詳しく見てみる→

▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.