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福井しあわせ元気国体 第8日/空手 19歳・崎山、敵地で圧勝

2018/10/07 09:26

【空手成年男子組手個人重量級決勝】蹴りで攻める崎山(近大工学部・右)=敦賀市総合運動公園体育館
【空手成年男子組手個人重量級決勝】蹴りで攻める崎山(近大工学部・右)=敦賀市総合運動公園体育館

【空手少年男子形3位決定戦】力強い動きを見せる江原(高松中央高)=敦賀市総合運動公園体育館
【空手少年男子形3位決定戦】力強い動きを見せる江原(高松中央高)=敦賀市総合運動公園体育館

 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」第8日は6日、福井県などで17競技を行い、県勢は12競技に出場。空手の成年男子組手個人重量級で崎山優成(近大工学部=高松中央高出)が初優勝するなど入賞ラッシュとなった。

 空手はほかに少年男子形で江原琉一(高松中央高)が3位入賞。陸上は男女4選手が入賞を果たし、成年女子棒高跳びでインターハイ優勝の田中伶奈(観音寺一高)が4メートル00で2位、少年女子共通800メートルで全国中学校体育大会2連覇の大山桜花(香川一中)が2分11秒68で4位に入った。

 重量挙げは少年男子56キロ級の森田陸(香川中央高)が種目別のスナッチで2位、ジャークで3位入賞し、トータル(得点種目外)でも2位に輝いた。ゴルフは少年男子団体で県選抜が3位となり、ライフル射撃はセンターファイアピストル30発で上原健司(県警)が4位入賞。ボクシングは少年男子ライトフライ級の桑内翔樹(鹿島朝日高)が4強に進み、バドミントンは少年女子の県選抜が19年ぶりに8強に進出した。ソフトテニス少年男子の尽誠高は5、6位決定戦に敗れ、6位となった。

空手
(敦賀市総合運動公園体育館)
 ▽成年男子組手個人軽量級決勝
前野晃摂(福井・京都府警) 4―2 明吉洸樹(福岡・仏教大)
 ▽成年男子組手個人中量級決勝
大迫睦(福井・福井県スポーツ協会) 7―3 五明宏人(神奈川・ALSOK)
 ▽成年男子組手個人重量級決勝
崎山優成(香川・近大工学部) 10―2 石浜直鴻(福井・福井県スポーツ協会)
 ▽成年女子組手個人決勝
片山文香(福井・ニッテックコンサル) 2―1 染谷真有美(茨城・茨城県競技力向上対策本部)
 ▽少年男子形決勝
田中透也(京都・大阪学芸高) 3―2 栗田歩(福井・敦賀気比高)
 ▽少年女子形決勝
森本莉菜(大阪・城南学園高) 3―2 山田和花(埼玉・埼玉栄高)

 …県勢の成績…
 ▽成年男子組手個人軽量級2回戦
梶原龍斗(香川・京産大) 6―0 岩本匠平(山口・関東学院大)
 ▽同3回戦
長谷川裕介(兵庫・神港学園高教) 8―0反則勝ち 梶原龍斗(香川・京産大)
 ▽同組手個人中量級1回戦
梶村侑哉(香川・近大工学部) 7―3 太田翔一郎(石川・小松大谷高職)
 ▽同2回戦
梶村侑哉(香川・近大工学部) 7―0 佐原昌悟(茨城・鹿島地方事務組合消防本部)
 ▽同3回戦
石井颯人(山口・近大) 3―2 梶村侑哉(香川・近大工学部)
 ▽同組手個人重量級1回戦
崎山優成(香川・近大工学部) 8―0 藤村浩一(岡山・高梁北中教)
 ▽同2回戦
崎山優成(香川・近大工学部) 8―0 中田貴也(高知・明徳義塾中高職)
 ▽同3回戦
崎山優成(香川・近大工学部) 5―0 大井達也(千葉・ファナック)
 ▽同準々決勝
崎山優成(香川・近大工学部) 5―4 本田哲也(愛媛・松山市役所)
 ▽同準決勝
崎山優成(香川・近大工学部) 3―0 吉村郁哉(岐阜・京産大)
 ▽同決勝
崎山優成(香川・近大工学部) 10―2 石浜直鴻(福井・福井県スポーツ協会)
 ▽成年女子組手個人1回戦
久住呂有紀(東京・近大) 4―0 模利信乃(香川・天理大)
 ▽少年男子形2回戦
江原琉一(香川・高松中央高) 4―1 渋谷優太(静岡・御殿場西高)
 ▽同準々決勝
江原琉一(香川・高松中央高) 4―1 森谷竜成(北海道・恵庭南高)
 ▽同準決勝
栗田歩(福井・敦賀気比高) 3―2 江原琉一(香川・高松中央高)
 ▽同3位決定戦
江原琉一(香川・高松中央高) 3―2 小川陽奈世(岡山・おかやま山陽高)

成年男子組手個人重量級 親子制覇の偉業
 完全アウェーの雰囲気も成長著しいホープには関係なかった。空手成年男子組手個人重量級決勝。崎山(近大工学部=高松中央高出)は地元福井の選手に10―2で圧勝し、同種目の県勢初制覇を成し遂げた。自身も国体で初の栄冠をつかむとともに、東四国国体で無差別級を制した父・幸一さんとの親子優勝も達成。「歴史に名を残せてうれしい」と笑顔が絶えなかった。

 1回戦から圧勝を続け、準々決勝では昨大会の覇者を撃破。迎えた決勝は異様な雰囲気の中で行われた。この日、同種目以前に実施された個人組手を全て福井の選手が優勝。地元の躍進を願う応援一色に染まっていた。

 そんな中、世界を転戦して実績を積む19歳はたくましかった。「拍手も歓声も関係なく、相手だけを見据えて戦った」。その言葉通り、焦る場面は全くなく、試合ではライバルの動きを見極めて回し蹴りやカウンターで次々とポイントを重ねた。最後は7―2から「焦って出てくるはず」との読み通り、隙を突いて得意の上段蹴りをたたき込む冷静さを見せ、勝負を決めた。

 今年から大学生になり、走り込みやウエートトレーニングなどで体力面を強化。9月には2020年の東京五輪代表につながる国際戦で優勝するなど自信も付いた。幸一さんが「元々の高い技術に力強さが加わった」と目を細めれば、崎山も「今は負けるイメージがだんだんと湧かなくなってきた」と話した。

 目指すはもちろん世界の頂。崎山は「東京五輪に出場し、優勝する」と高らかに宣言していた。

江原(高松中央高)3位 少年男子形 初出場で県勢初入賞
 空手少年男子形は江原(高松中央高)が3位。初出場で同種目の県勢初入賞を果たし、「先生の教えや同級生の助言を本番で発揮できた結果」とはにかんだ。

 試合前のアップから状態の良さを感じていたという通り、初戦の2回戦、続く準々決勝を4―1で快勝した。

 最大のヤマ場と見ていた地元福井勢との準決勝は、小学生の時から鍛錬を重ね最も自信を持つ「スーパーリンペイ」を選択。力強い突き、切れのある動きを披露して「最高の形ができた」を胸を張るほどの出来だった。

 結果は2―3で敗れたが悔いはなく、逆に大舞台で全力を出せたことで自信が持てたという。疲労を感じながらも3位決定戦を落ち着いた演舞で、表彰台を確定させた。

 まだ2年生。今後に向けて勢いを得た16歳は「来年は選抜、インターハイ、国体の3冠を目指す」と言い切った。

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