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日本パラ陸上最終日/佐々木(東邦銀行)アジア新V 女子400

2018/09/03 09:23

【女子400メートルT13】59秒07のアジア新記録で優勝した佐々木(東邦銀行)=屋島レクザムフィールド
【女子400メートルT13】59秒07のアジア新記録で優勝した佐々木(東邦銀行)=屋島レクザムフィールド

【男子1500メートルT52】3分29秒90の大会新記録で優勝し、3冠に輝いた佐藤(WORLD―AC)=屋島レクザムフィールド
【男子1500メートルT52】3分29秒90の大会新記録で優勝し、3冠に輝いた佐藤(WORLD―AC)=屋島レクザムフィールド

【女子100メートルT63】力走する前川(右から2人目、チームカイテキ)。右端は2位の兎沢(日体大)=屋島レクザムフィールド
【女子100メートルT63】力走する前川(右から2人目、チームカイテキ)。右端は2位の兎沢(日体大)=屋島レクザムフィールド

 障害者陸上の日本パラ陸上選手権最終日は2日、高松市の屋島レクザムフィールドで男女50種目の決勝などを行った。新たにアジア記録1、日本記録5、大会記録25が誕生。女子400メートルT13(視覚障害)で佐々木真菜(東邦銀行)が59秒07で優勝し、自身の持つアジア記録を更新した。

 男子短・中距離T52(車いす)では、昨年の世界パラ陸上2冠の佐藤友祈(WORLD―AC)が400メートル、1500メートルを制し、前日の800メートルと合わせて3冠。女子100メートルT63(片足切断・義足)は前川楓(チームカイテキ)が優勝した。

 四国初開催の同大会は最終日の観戦者数が約3050人。初日と合わせて約5670人が来場した。来年の第30回大会は大阪府で開催の予定。

(記録は新記録と県勢)

 【アジア新】
 ▽女子400メートルT13 佐々木真菜(東邦銀行)59秒07

 【日本新】
 ▽男子100メートルT36 青木涼(広島EC)13秒59
 ▽男子400メートルT38 永井創平(関東パラ陸協)57秒67
 ▽男子円盤投げF41 石黒雄介(関東パラ陸協)23メートル10▽同F57 萩本昇(兵庫パラ陸協)28メートル08

 ▽女子400メートルT38 高松佑圭(堺ファインズ)1分5秒77

 【大会新】
 ▽男子100メートルT38 永井創平(関東パラ陸協)12秒61▽同T49 並河賢(近畿パラ陸協)12秒05
 ▽男子400メートルT13 安西飛呂(オールライト)53秒55▽同T36 青木涼(広島EC)1分10秒12▽同T52 佐藤友祈(WORLD―AC)56秒23▽同T54 鈴木朋樹(トヨタ自動車)48秒14
 ▽男子1500メートルT52 佐藤友祈(WORLD―AC)3分29秒90
 ▽男子円盤投げF11 稲葉統也(サカエ)22メートル55▽同F34 鈴木雅浩(北海道東北陸協)18メートル92▽同F37 新保大和(武庫荘総合高)44メートル97▽同F48 吉本功(鴻ノ池SC)33メートル00
 ▽男子こん棒投げF32 井上流生(鳥取パラ陸協)15メートル98、植田剛史(DRAC)15メートル39

 ▽女子100メートルT12 沢田優蘭(マッシュ)13秒88▽同T32 中元ゆかり(兵庫パラ陸協)41秒64▽同T70 谷岡真帆(愛AC)14秒02
 ▽女子400メートルT38 竹村明結美(SRC)1分7秒33▽同T47 重本沙絵(日体大)1分0秒26
 ▽女子1500メートルT11 井内菜津美(わかさ生活)5分49秒11▽同T13 松本光代(JBMA)5分21秒87
 …県勢の記録…

 ▽男子100メートルT12予選1組 (3)三野田大翔(県立盲学校)13秒27=落選

スタートダッシュ鮮やか 後半、向かい風も克服
 “バースデー新記録”となった。女子400メートルT13(視覚障害)の佐々木(東邦銀行)は59秒07で優勝し、21歳の誕生日に自らの持つアジア記録を0秒53更新。鍛えてきたスタートからの加速を遺憾なく発揮し「本当にたくさんの声援が聞こえて力になった」と笑顔で噴き出す汗をぬぐった。

 前日の200メートルは26秒37の大会新を出したものの「スピードに乗り切れなかった」。その反省をメイン種目に生かすと宣言した通りのレース。スピードに十分乗って迎えた最後の直線も、各選手が苦しむ向かい風に負けなかった。
 「腕が疲れて前に出せない部分があった。あと1カ月だけど、解消したい」。目標とする東京パラリンピックでのメダル争いをにらみ、10月のアジアパラで、より一層成長した姿を見せる。

佐藤(WORLD―AC)3冠 世界記録保持者、実力発揮 男子400、800、1500
 今大会唯一の世界記録保持者として3種目に出場した男子短・中距離T52(車いす)の佐藤(WORLD―AC)。観衆の注目を集めたが、400、1500メートルともに世界記録更新は逃した。

 それでも、第1日の800メートルは雨でトラックがぬれた悪コンディションながら大会新で圧勝した。この日も暑さと風がきつい中で力走し、全種目で大会新を記録して優勝。東京パラリンピックに向けた競技スケジュールの中では「調整期」に当たる大会でも、その実力を発揮してみせた。

 初出場となるアジアパラは「金メダルしかない」という岡山市在住の28歳。「来年の世界パラは連覇、東京パラリンピックは世界記録を更新して優勝」と栄光の階段をはっきりと思い描き、鍛錬を重ねていく覚悟だ。

前川(チームカイテキ)女子100優勝
 女子100メートルT63(下肢切断・義足)アジア記録保持者の前川(チームカイテキ)は、この日のレースを制したものの17秒38と記録は伸びなかった。「向かい風に負けてないと思ったのに」と、ゴール直後にタイムボードを何度も見直し、しきりに首をひねった。

 2位の兎沢朋美(日体大)には、初日の走り幅跳びで自らのアジア記録を1センチ差で抜かれた。そのリベンジマッチで0秒44差の勝利。「朋ちゃんは伸びているけど、まだまだ負けられない」と勝ち気な性格をのぞかせた。

 アジアパラの日本選手団では旗手を務める。体幹などを強化し、実力アップを実感するだけに「旗手としても、選手としてもいい結果を出す」と国内トップとしての責任感を新たにしていた。

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