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攻めの強化策実る 過去最多メダル獲得 東京五輪へ弾み 新体操の世界選手権

2017/09/14 09:20

 3日までイタリアのペーザロで行われた新体操の世界選手権で、日本代表「フェアリー(妖精)ジャパン」が過去最多となる1大会4個のメダル獲得と大躍進した。低迷期から脱却を図るため、日本体操協会が断行したスタイル重視のオーディション選抜や強豪国ロシアに拠点を移して指導を仰ぐ攻めの強化策が実を結び、3年後の東京五輪へ大きな弾みをつけた。

 今大会の快挙を語る上で、改革を主導した民間出身の渡辺守成・現国際体操連盟(FIG)会長と山崎浩子強化本部長の存在は外せない。転換点は10年前にさかのぼる。

 強化費の多くをメダル有望な体操に回さざるを得なかった2007年、日本協会の渡辺常務理事(当時)は化粧品会社ポーラとのスポンサー契約にこぎ着けた。「代表のネーミングライツを売って強化資金に充てる苦渋の策だった」。メダルにより近かった団体は09年から、個人は13年から海を渡り、経験豊富なロシア人コーチを頼った。

 山崎強化本部長は代表選考方法を刷新した。技術があっても、プロポーションで見劣りしては外国勢と戦えない。実績不問でクラブや学閥のしがらみも排除し、長身選手を全国から発掘する大胆策に出た。アイドルグループのように、メンバーを入れ替えながら活性化。個人は今大会、種目別フープで銅メダルだった皆川夏穂(イオン)、喜田純鈴(エンジェルRGカガワ日中)ら逸材がそろう世代に早くから着目して重点的に強化した。選考会を経ずに特別強化選手を派遣する方法に反対の声も出たが、世界を意識して貫いた。

 12年ロンドン五輪で2大会連続個人の出場を逃した後、渡辺氏は井伏鱒二の小説を引用して日本の指導者に「(外界に目を向けない)岩屋のサンショウウオだ」と警鐘を鳴らした。この発言に、山崎本部長は「一度は辞表を出した」と明かす。変化を恐れなかった姿勢が、選手の急成長を呼び込んだ。

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