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女子・キルワ貫禄のV2 香川丸亀国際ハーフマラソン

2017/02/06 09:24

2連覇を果たした女子のユニス・キルワ=Pikaraスタジアム
2連覇を果たした女子のユニス・キルワ=Pikaraスタジアム

女子で県勢最高の13位となった米津利奈=丸亀市内
女子で県勢最高の13位となった米津利奈=丸亀市内

男子の先頭集団で力走する日本人トップの5位に入った神野大地(61)、6位の大迫傑(56)ら。右から3人目は優勝したカルム・ホーキンス=宇多津町内
男子の先頭集団で力走する日本人トップの5位に入った神野大地(61)、6位の大迫傑(56)ら。右から3人目は優勝したカルム・ホーキンス=宇多津町内

 第71回香川丸亀国際ハーフマラソン大会(四国新聞社など後援)最終日は5日、県立丸亀競技場付属コース(21.0975キロ)でメーンのハーフマラソンを行い、男子はリオデジャネイロ五輪マラソン9位のカルム・ホーキンス(英国)が初優勝、女子は同五輪銀メダリストのユニス・キルワ(バーレーン)が2連覇した。男子のホーキンスは15キロ付近で抜け出し、2位のアツセド・ツェガエ(エチオピア)に58秒差をつける大会歴代4位の1時間0分0秒で快勝した。日本人トップは神野大地(コニカミノルタ)の5位。女子はキルワが前半から積極的なレースを見せて大会歴代5位の1時間8分7秒の好タイムで押し切った。20秒差の2位はリオ五輪マラソン9位のエイミー・クラッグ(米国)、日本人最高となる3位には松崎璃子(積水化学)が入った。

 ▽男子 (1)カルム・ホーキンス(英国)1時間0分0秒(2)アツセド・ツェガエ(エチオピア)1時間0分58秒(3)ジョエル・ムァゥラ(倉敷高)1時間0分59秒(4)アブラハム・キプヤティチ(ケニア)1時間1分0秒(5)神野大地(コニカミノルタ)1時間1分4秒(6)大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)1時間1分13秒(7)設楽悠太(Honda)1時間1分19秒(8)ケネス・キプケモイ(ケニア)1時間1分27秒(9)田村和希(青学大)1時間1分56秒(10)ジョナサン・ディク(日立物流)1時間2分7秒(11)市田孝(旭化成)1時間2分23秒(12)川端千都(東海大)1時間2分23秒(13)押川裕貴(トヨタ自動車九州)1時間2分24秒(14)片西景(駒大)1時間2分31秒(15)其田健也(JR東日本)1時間2分32秒(16)田口雅也(Honda)1時間2分33秒(17)伊藤和麻(住友電気工業)1時間2分34秒(18)高久龍(ヤクルト)1時間2分34秒(19)上野渉(Honda)1時間2分35秒(20)堀合修平(愛三工業)1時間2分35秒

 ▽女子 (1)ユニス・キルワ(バーレーン)1時間8分7秒(2)エイミー・クラッグ(米国)1時間8分27秒(3)松崎璃子(積水化学)1時間11分4秒(4)清水美穂(ホクレン)1時間11分7秒(5)森智香子(積水化学)1時間11分40秒(6)早川英里(TOTO)1時間11分43秒(7)イロイス・ウェリングス(豪州)1時間12分30秒(8)中村萌乃(ユニバーサルエンターテインメント)1時間13分35秒(9)宇都宮亜未(キャノンアスリートク九州)1時間13分39秒(10)下門美春(しまむら)1時間13分41秒(11)松山芽生(ノーリツ)1時間13分50秒(12)ケリース・アリアス(コロンビア)1時間13分54秒(13)米津利奈(今治造船)1時間14分58秒(14)永尾薫(TeamAOYAMA)1時間16分9秒(15)田山絵理(日立)1時間16分10秒(16)Beck・Victoria(豪州)1時間16分16秒(17)渡辺喜恵(スズキ浜松AC)1時間16分27秒(18)曹純玉(台湾)1時間16分45秒(19)後藤みのり(キャノンアスリートク九州)1時間16分52秒(20)海野佳那(ノーリツ)1時間17分39秒

 【女子評】序盤から先頭を走ったキルワが五輪メダリストの力を発揮し2連覇した。

 キルワは5キロを世界記録よりも速いタイムで通過。その後はペースがやや落ちたが、前半からレースを引っ張る積極性が光った。

 20秒差の2位は自己ベストを2分52秒更新したリオ五輪マラソン9位のクラッグ。10キロ以降のタイムはキルワを上回り、後半の粘りが光った。日本人トップとなる3位争いは、松崎が清水美穂(ホクレン)との終盤まで続いた接戦を3秒差で制した。

リオ「銀」の実力証明
 五輪メダリストの称号はだてではない。女子は昨夏のリオ五輪マラソンで銀メダルを獲得したキルワが、昨年に続いて真っ先にゴールテープを切った。世界のひのき舞台で活躍する力を証明した32歳は「2連覇することができて本当にうれしい」と白い歯をのぞかせた。

 前半から昨大会でマークした1時間8分6秒の自己ベスト更新を目指してとばした。5キロ時点ですでに女子選手の中では独走態勢を築き、タイムは世界記録より4秒速い15分35秒。大記録誕生の期待も高まった。

 以降は5キロ16分台が続き、序盤と比べるとペースダウンしたが、優勝タイムの1時間8分7秒は大会歴代5位。前年からは1秒遅れて目標には一歩届かなかったが、2年連続で好タイムを記録し、強さを再び証明した。

 今後は3月の名古屋ウィメンズマラソンへの出場を予定し、3連覇を目指す。その先に見据えるのは、今夏にロンドンで行われる世界選手権だ。

 2年前に北京で開かれた世界選手権は3位、昨年のリオ五輪は2位と世界一への階段を一歩ずつ、着実に駆け上がってきた。「次は金メダルが取れたらうれしい」。夢の実現へ、まずは好スタートを切った。

県勢トップ 米津、13位に好感触
 女子で県勢トップの13位に入った米津(今治造船)は「今の力を知ることができ、一つのいい通過点になった」とうなずいた。

 神奈川県出身。高校、そして大学の途中までは全国トップレベルで名をはせたが、大学2年時に足を故障。以後、練習すらできない日々が続き、同世代のライバルに大きく水をあけられた。

 それでも「走ることを諦めきれなかった」と米津。実業団のしまむらを経て、昨年9月に今治造船に入社。今は地道なトレーニングを重ね、距離を伸ばしている段階だ。

 5年ぶりとなったハーフは後半に粘りきれず、目標より1分遅れたが、「足の痛みもなくなってきて、確実に練習を継続できる体に戻ってきた」と好感触を得た様子。将来のマラソン挑戦を見据え、「少しずつ練習の質、量を上げていきたい」と復活への強い意欲を口にした。

声援が励みに
 エイミー・クラッグ
 (米国=女子で2位に入り)自己ベストを出せてよかった。すごくいいタイムをマークできてうれしい。とてもいいコースで沿道からの声援も聞こえてきた。とても励みになった。

自信になった
 松崎璃子
(積水化学=女子日本人最高の3位)今後のトラックに向け、後半にどれだけ粘れるかを試した。長い距離に不安を持っていたが、初のハーフでこれだけ走れたことは自信になった。

「山の神」神野5位 男子優勝はホーキンス
 【男子評】中盤まで首位が目まぐるしく入れ替わる大混戦。13キロすぎでホーキンスとアブラハム・キプヤティチ(ケニア)がレースを先導し、ラスト6キロで抜け出したホーキンスが初優勝した。2位にツェガエ、3位は留学生のジョエル・ムァゥラ(倉敷高)。

 社会人1年目の神野は日本勢最高の5位。序盤から先頭集団で走り、終盤も粘って大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)との競り合いを制した。大迫が6位に続いた。

日本人トップ、成長実感
 「山の神」が3度目となった冬の讃岐路で成長の跡を示した。2015、16年の箱根駅伝5区山上りで青学大連覇の原動力となった神野が、自己ベストを17秒更新する1時間1分4秒で日本人トップの5位。目標の60分台にわずかに及ばず悔しさを残した一方、「力が付いてきている」と手応えを口にした。

 レースは序盤から積極的に先頭集団で運んだ。13キロすぎに2選手が抜け出し、18キロ手前では3位集団の中、日本人首位を争う大迫からも遅れ始めた。しかし、ここから真骨頂の粘りを発揮。「大迫選手に勝つのを目標にしていた。諦めたら後悔する」と、弱気になりかけた気持ちを奮い立たせた。力強さを取り戻した走りでライバルを抜き去ると、そのままゴールを駆け抜けた。

 社会人1年目の今季、フィジカルトレーナーと契約。体幹などを鍛え「フォームがダイナミックになり、躍動感が出てきた」と進化を実感する。今後は2週間後の青梅マラソン30キロの部に挑戦し、その後はフルマラソンへ臨む予定。たくましさを増す23歳は「また次のステップに進みたい」と、丸亀で得た自信を胸に一層の高みを目指す。

中盤抜け出し自己新 ホーキンス
 昨夏のリオ五輪男子マラソン9位のホーキンスが大きなストライドを生かして中盤抜け出し、そのまま初優勝。ハーフマラソンの自己ベストを24秒更新する1時間ちょうどでゴールテープを切った。

 レース後は「周りを走る相手のプレッシャーもあったが、15キロすぎで頑張ってスパートをかけられた。目標の1時間15秒を切れてうれしい」と満足そうな表情を浮かべた。

 昨年12月、今夏に母国イギリスで開かれる世界選手権の代表に内定した。伸び盛りの24歳は大舞台に向け、「高地トレーニングなども取り入れ、いい練習をしていきたい」とさらなる成長を見据えていた。

3位びっくり
 ジョエル・ムァゥラ
(倉敷高=男子で3位に入り)ハイレベルなレースで3位になれたのはびっくり。いい走りができたと思う。今後は実業団チームの1人として活躍し、世界のトップ選手に成長したい。

タフなレース
 大迫傑
(ナイキ・オレゴン・プロジェクト=男子日本人トップを逃し)思った以上に早く足に疲れがきて、タフなレースだった。チャンスがあれば、東京五輪でマラソン出場を考えているので、今後はロードの経験値も上げていきたい。

 【一般】=記録は入賞者と50位以内の県内登録者
 ▽男子 (1)紀嘉文(香港)1時間9分34秒(2)ChanKaHo(同)1時間10分8秒(3)樫谷正之(兵庫県)1時間10分46秒(4)沢田純(京都府)1時間11分44秒(5)梅田航平(千葉県)1時間12分59秒(6)坪田風雅(滋賀県)1時間13分38秒(7)村上裕紀(三重県)1時間14分24秒(8)岸本祐磨(兵庫県)1時間14分55秒(20)山口宏二(三豊市)1時間17分41秒(25)二川浩司(綾川町)1時間18分41秒(33)藤田大輝(高松市)1時間19分49秒(34)定浪圭史(同)1時間19分52秒(37)羽野明百(三豊市)1時間19分56秒(40)三宅真一(小豆島町)1時間20分11秒(41)谷直樹(観音寺市)1時間20分22秒(43)広瀬雄二(東かがわ市)1時間20分31秒(48)木村竜希(高松市)1時間21分33秒

 ▽女子 (1)山下映子(善通寺市)1時間23分46秒(2)WongTszYan(香港)1時間27分51秒(3)倉田浩子(岡山県)1時間28分46秒(4)宮谷友梨(三豊市)1時間29分42秒(5)門田弥生(徳島県)1時間30分25秒(6)岩千恵(兵庫県)1時間31分49秒(7)榎亜子(徳島県)1時間32分51秒(8)坂本真弓(大阪府)1時間32分58秒(10)井上つぐみ(丸亀市)1時間33分58秒(19)中村佳子(同)1時間36分45秒(20)向井里織(高松市)1時間37分12秒(21)宮谷富士子(三豊市)1時間37分42秒(29)吉良晴菜(丸亀市)1時間40分42秒(35)網野多佳美(坂出市)1時間41分16秒(42)氏家ますみ(高松市)1時間41分51秒(47)前田春香(同)1時間42分18秒(49)矢野真衣(観音寺市)1時間42分53秒

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