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クイラ、大会新で初V/丸亀国際ハーフマラソン

2015/02/02 09:31

ゴール前の競り合いを制し優勝したポール・クイラ(コニカミノルタ・左)=香川県立丸亀競技場
ゴール前の競り合いを制し優勝したポール・クイラ(コニカミノルタ・左)=香川県立丸亀競技場

新“山の神”として注目され、9位になった神野大地(73)(青学大)。左は日本人男子最高の7位に入った菊地賢人(56)(コニカミノルタ)=香川県丸亀市内
新“山の神”として注目され、9位になった神野大地(73)(青学大)。左は日本人男子最高の7位に入った菊地賢人(56)(コニカミノルタ)=香川県丸亀市内

2位でゴールする清田真央(スズキ浜松AC)=香川県立丸亀競技場
2位でゴールする清田真央(スズキ浜松AC)=香川県立丸亀競技場

 第69回香川丸亀国際ハーフマラソン(四国新聞社など後援)は1日、香川県立丸亀競技場付属コース(21・0975キロ)で争い、男子は一般参加でハーフマラソン初挑戦のポール・クイラ(コニカミノルタ)が、トラック勝負で招待選手のゼーン・ロバートソン(ニュージーランド)に競り勝って初優勝。2人とも59分47秒と8年前の大会記録を1秒上回り、今年世界最高をマークした。日本人選手は菊地賢人(コニカミノルタ)が1時間0分57秒で7位に入ったのが最高。設楽啓太(同)が1時間1分20秒で8位。箱根駅伝で新“山の神”として注目された神野大地(青学大)は1時間1分21秒で9位だった。女子は、イロイス・ウェリングス(豪州)が1時間10分41秒でハーフ初挑戦で初の頂点に立ち、一般参加で昨年6位の清田真央(スズキ浜松AC)が1時間10分59秒で2位。昨年優勝の牧川恵莉(同)は1時間11分4秒で4位だった。(スタート時晴れ、気温6・5度、湿度37%、北の風1・2メートル)
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 ▽ハーフマラソン男子 (1)ポール・クイラ(コニカミノルタ)59分47秒(2)ゼーン・ロバートソン(ニュージーランド)59分47秒=以上大会新(3)バーナード・コエチ(ケニア)1時間0分9秒(4)ガンドゥ・ベンジャミン(モンテローザ)1時間0分20秒(5)ファン・ルイス・バリオス(メキシコ)1時間0分46秒(6)ワンジュキ・ジャコブ(愛知製鋼)1時間0分48秒(7)菊地賢人(コニカミノルタ)1時間0分57秒(8)設楽啓太(同)1時間1分20秒(9)神野大地(青学大)1時間1分21秒(10)横手健(明大)1時間1分37秒(11)小椋裕介(青学大)1時間2分3秒(12)井上大仁(山梨学院大)1時間2分3秒(13)一色恭志(青学大)1時間2分9秒(14)戸田雅稀(東農大)1時間2分14秒(15)蜂須賀源(国学院大)1時間2分26秒(16)寺田夏生(JR東日本)1時間2分43秒(17)大六野秀畝(明大)1時間2分44秒(18)サイラス・ジュイ(アラタプロジェクト)1時間2分45秒(19)木村慎(明大)1時間2分45秒(20)甲斐翔太(八千代工業)1時間2分46秒

 ▽同女子 (1)イロイス・ウェリングス(豪州)1時間10分41秒(2)清田真央(スズキ浜松AC)1時間10分59秒(3)水口侑子(デンソー)1時間11分3秒(4)牧川恵莉(スズキ浜松AC)1時間11分4秒(5)堀江美里(ノーリツ)1時間11分6秒(6)田中花歩(第一生命)1時間11分12秒(7)田中華絵(同)1時間11分24秒(8)早川英里(TOTO)1時間13分7秒(9)津崎紀久代(ノーリツ)1時間13分16秒(10)松山芽生(名城大)1時間13分21秒(11)今井奏絵(京産大)1時間13分25秒(12)湯沢ほのか(名城大)1時間13分41秒(13)清水祥子(愛知電機)1時間13分46秒(14)野村沙世(第一生命)1時間13分46秒(15)扇まどか(十八銀行)1時間14分11秒(16)会津容子(資生堂)1時間14分12秒(17)古瀬麻美(京セラ)1時間14分14秒(18)小田切亜希(天満屋)1時間14分29秒(19)青山瑠衣(ユニバーサルエンターテインメント)1時間14分52秒(20)関真衣子(京産大)1時間16分21秒

男子評
 トラック勝負までもつれた初ハーフ2人による見応えのある高速レース。最後のトラックに入って逆転されたクイラがロバートソンをゴール手前で抜き返し、大会新で初優勝を果たした。

 レースは序盤から外国人選手を中心に先頭集団を形成。ハイペースの展開に徐々に人数が絞られていく中、クイラとロバートソンが抜け出したのは残り3キロ付近。激しい一騎打ちが続き、最後はクイラがロバートソンと同タイムながらわずかに競り勝った。

トラック勝負 ゴール前差し返す
 引き離すクイラ、食らいつくロバートソン。終盤まで目が離せない展開となったハーフマラソン初挑戦の2人の激しいデッドヒートの行方は、最後のトラック勝負に持ち込まれた。

 先に動いたのはロバートソン。昨年のコンチネンタルカップ5000メートル2位のスプリント力を生かし、トラックに入って先を行くクイラをかわした。だが、実業団の名門・コニカミノルタの一員として鍛えられていたクイラは冷静だった。「相手はトラックで速いと思っていた。自分にはスピードがないので途中我慢していた。最後まで負けないイメージをしていた」

 クイラは言葉通り温存していた力を爆発。途中まで余裕を見せていた表情を必死の形相に変えてギアを上げると、ぐんぐん加速。逃げ切るかに思われたロバートソンをゴール手前で抜き返し、右腕を突き上げて初の頂点をつかみ取った。

 「調子は良かった。1時間を切りたいと思っていた」と言うように、タイムは大会新となる59分47秒。さらに今年世界最高記録をたたき出しての栄冠に、「すごくうれしい。沿道の応援が力になった」と屈託のない笑顔を浮かべた。

 ケニア生まれで宮城・仙台育英高出身の25歳。次の目標は5月の仙台国際ハーフマラソンを挙げ、「きょうの記録を上回りたい」とクイラ。良き思い出となった丸亀の地からさらに羽ばたくことを誓った。

“山の神”神野9位 納得の自己新
 年始の箱根駅伝で一躍、時の人となった新“山の神”がフラットな讃岐路のコースでも実力を発揮した。目標タイムを1分近く上回る1時間1分台の好記録に神野は「百点だった」。自己ベストを1分以上縮め、自身の成長に満足感を漂わせた。

 箱根駅伝前は5区の山上りを想定した練習に力を入れ、記録会に出場できなかった。世間を驚かせた箱根区間賞の好走にも「自分にどれだけ力がついたのか疑問だった」といい、今回は「それを確かめるための大会」と位置づけて臨んだ。

 大会新記録が出たレースは最初の5キロを14分10秒台で入るハイレベルな展開。腹痛の影響で、先頭集団から9キロ付近で遅れたものの、「前を追って行けた」と、一時離された日本人選手をとらえた。最後は実業団の実力者・設楽とトラック勝負で競り負けたが、日本人3位に食い込み、納得できるタイム、内容だった。

 当面の目標は3月の日本学生ハーフ3位以内。それを達成すれば、「ユニバーシアードで勝負したい」。自信を深めた164センチのニューヒーローは力強く言い切った。

菊地 日本人最高7位
 実業団で活躍する菊地が日本人最高の7位。海外勢には及ばなかったが自己ベストを20秒上回る力走に「強い選手がいたので優勝は気にしていなかった。いい動きで前半走れたのがよかった」と振り返った。

 序盤から積極的に先頭集団に加わった。11キロ過ぎから徐々に引き離されたが「とにかく粘ろう」と食い下がった。神野の存在も刺激となり、「学生には負けられなかった」と、実業団選手としての意地を見せつけた。

 今後は世界陸上やリオデジャネイロ五輪の5000メートル、1万メートルで日本代表を目指す。「弱い部分も出た。練習あるのみ」と、さらなる飛躍を誓っていた。

女子評 21歳清田 堂々2位 ウェリングスが初優勝
 快晴で風も穏やかな絶好のコンディション。序盤から先頭集団を引っ張ったウェリングスが大きなストライドを生かして中盤に抜け出し、そのままハーフ初挑戦、初優勝のゴールを駆け抜けた。

 清田は3位グループで追走。16キロ付近では、途中までウェリングスと走っていた田中花に追いつくと、残り約1キロでスパート。同じグループにいた昨年覇者の牧川らを突き放して堂々の2位に輝いた。昨年の仁川アジア大会マラソン4位の早川は8位だった。

前回女王に競り勝つ 「粘りの走りできた」
 女子の日本人トップは1年前と同じスズキ浜松AC勢の新鋭だった。2位に入った21歳・清田は前回女王で同期の牧川にも競り勝ち、「昨年は『すごい』と思う一方、悔しい気持ちがあった。今年はその差を縮められた」と笑顔を浮かべた。

 「前半は先頭についていけなかった」と、折り返し地点でトップと10秒差。そこから「ずるずると落ちることなく、粘りの走りができた」と、牧川らとともに残り5キロ付近で2位に追いついたが、優勝には届かなかった。

 来シーズンはマラソンに挑戦する予定。1時間10分台で自己記録を更新したが、「10分を切ろうと思っていた」と反省を口にし、「マラソンに向け、後半タイムを上げられるよう、まずは記録会で結果を出していきたい」と、決意を示した。

調子が良かった
 イロイス・ウェリングス
(豪州=初のハーフマラソン挑戦で初優勝)うれしい。スタートから調子が良いと感じていた。折り返しから向かい風がきつかったが、最後までしっかり走り切ろうと頑張った。来年も丸亀に帰ってきて優勝したい。

自分の力出せた
 牧川恵莉
(スズキ浜松AC=前回覇者は4位に終わり)今年に入って調子が上がらず、2連覇は考えていなかった。優勝できなかったのは悔しいが、挑戦者の気持ちで臨み、今の自分の力は出せた。最後は硬くなり、弱さが出てしまった。

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