第84回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場32校が27日に決まった。21世紀枠では、東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻工(宮城)と淡路島出身者だけで県内の強豪校と互角に戦った洲本(兵庫)、寒冷地で小規模校のハンディを克服した女満別(北海道)が選ばれた。
一般選考では地球環境(長野)は通信制として初の甲子園出場。元プロ野球選手の大越基監督が率いる早鞆(山口)は春は初の甲子園となった。昨秋の明治神宮大会を制した光星学院(青森)や同準優勝の愛工大名電(愛知)も選ばれた。
天理(奈良)は5年連続で今回最多の22度目。鳴門(徳島)は32年ぶり、高崎(群馬)は31年ぶりの選抜大会出場となる。初出場は宮崎西など8校。
香川県勢は昨秋の四国大会4強の高松商などが推薦されていたが、選出されなかった。昨大会の香川西に続く2年連続の出場権獲得はならなかった。
組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。
夏の飛躍を期待 高松商
昨秋の四国大会で県勢最高の4強に入った高松商だったが、朗報は届かなかった。篠原主将は「四国大会で負けた時から夏に向けて気持ちを切り替えていた。きょうの結果は気にせず、これまで通り頑張っていきたい」。既に厳しい情勢が伝えられていたこともあり、普段と変わらない様子で練習に打ち込んだ。
優勝した鳴門(徳島)に準決勝で大敗したことが響く格好となり、「準決勝は特に体格、体力の面で差を感じた」と黒坂監督。チームは敗戦を教訓に今冬、基礎体力の鍛え直しを徹底した。
一方、甲子園の目前まで迫ったことで、例年より意識の高い練習がこなせているという。指揮官は「選手たちの体もしっかり成長してきたし、夏にかけて楽しみなチームになってくれるのでは」と飛躍を期待した。