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棒高・中野は2位−陸上日本選手権

2004/06/05 09:40

 陸上の日本選手権第1日は4日、アテネ五輪代表選考会を兼ねて鳥取市の鳥取県立布勢総合運動公園陸上競技場で男女計8種目などを行い、女子一万メートルは福士加代子(ワコール)が31分32秒09で3連覇し、五輪代表に決まった。五輪参加標準記録A(A標準)の突破者が、6日までの今大会で優勝すれば、自動的に五輪代表となる。

 同棒高跳びは近藤高代(長谷川体育施設)が4メートル30の大会新記録で制したが、A標準の4メートル40への挑戦には失敗した。

 男子百十メートル障害は田野中輔(富士通)が13秒65で初優勝。A標準(13秒55)を突破していた谷川聡と内藤真人(ともにミズノ)はそれぞれ2、3位に敗れ、代表決定は持ち越しとなった。

 女子百メートル障害は池田久美子(スズキ)が13秒20で制し、同円盤投げは室伏由佳(ミズノ)が56メートル36で3年連続5度目の優勝をした。

 男子四百メートル障害の為末大(APF)は予選を49秒32のトップタイムで通過し、5日の決勝に進んだ。

 県勢は、女子棒高跳びで今季、日本記録を2度更新している中野真実(三観陸協)に期待が集まったが4メートル30を失敗、4メートル20の2位に終わった。同一万メートルの大越一恵(ダイハツ=明善高出)は、中盤で失速し無念の13位。男子走り高跳びの真鍋周平(阪大=高松高出)は2メートル15で7位だった。

 このほか、男子百十メートル障害の合戸隆(早大=観一高出)が、予選で自己の持つ県記録を上回る13秒78をマーク。決勝は記録更新こそならなかったが、4位に食い込んだ。女子百メートル障害の植田淳子(RATTLE)も予選で13秒59の県新をマーク。決勝は7位だった。

潜在能力一気に開花
 ○…男子百十メートル障害予選で合戸隆(早大=観一高出)が13秒78の県新記録をマーク、勢いを駆って決勝でも4位に食い込む健闘。「今季はベスト記録が次々に更新でき、手応えを感じている」と明るい表情を見せた。

 昨年から早大の礒繁雄ヘッドコーチの指導を受け、潜在能力を一気に開花させた。優勝した田野中(富士通)内藤(ミズノ)ら日本ランク上位選手との力の差を感じながらも、「戦えない相手ではない」と自信をつかんだ様子。

 次の目標は「まずは全日本インカレ優勝。自分の実力を確かめたい」ときっぱり。日本のトップランク入りを目標に掲げ、さらに飛躍を誓った。

思うような記録出ず
 ○…B標準突破の期待がかかった男子走り高跳びの真鍋周平(阪大=高松高出)は無念の7位。記録も2メートル15と自己ベスト(2メートル25)に遠く及ばず、「残念だったが、今の実力はこんなもの…」と、淡々とした表情。

 今季は調子もよく、調整も順調。しかし、思うように記録が伸びなかった。この日も2メートル10、15をともに3回目の跳躍でどうにかクリア。「2メートル15は執念の跳躍。やっとだった」と振り返った。

 しかし、「今のフォームで7、8年。限界なのかもしれない」と分析。真鍋は、ステップアップを見据えた新しいフォームへの挑戦を誓い、「ユニバーシアード、世界選手権などの世界大会を経験し、4年後の五輪をもう一度狙いたい」と気持ちを切り替えていた。

夢舞台へ再挑戦誓う 中野真実
 「はっきりとした目標があったのに…。悔しい」。中野は無念さをにじませ、試合を振り返った。

 その目標というのは7年ぶりの優勝、そして4メートル40の五輪参加標準記録A突破。今季、2度の日本記録をマークするなど、好調を維持してきた中野にとって“射程圏内”の目標だった。

 「調子はよかった」(中野)。この日も、いつも通り3メートル80からスタート、試技数を頭に入れ、自ら設定した高さを順調にクリアした。4メートル10、20をともに一発で越え、優勝争いは中野と現日本記録保持者の近藤(長谷川体育施設)の2人に絞られた。

 4メートル30。「ここからが勝負」、中野は自身にそう言い聞かせ、奮い立たせた。30をクリアすれば、この日のために導入した新ポールに変え、一気にA標準突破―、というシナリオも描かれていた。しかし、それまでポールの反動をうまく利用してきた跳躍ができず、3回とも失敗。中野は「踏み切りからポールへの体重移動が微妙にずれた」と唇をかんだ。

 中野を指導する詫間監督(観一高教)は「(4メートル30は)踏み切りのタイミングが合わず、悪い癖が出た。プレッシャーもかなりあったはず…」と残念がった。しかし、詫間監督は「調子の良さは失っていない」と再挑戦(12、13日・五輪標準記録突破記録会)を誓い、中野も「チャンスがある限り(五輪を)狙っていきたい」と夢舞台への強い気持ちをいっそう強めた。

ひとこと
 植田淳子(RATTLE=女子百メートル障害で初の決勝進出)(13秒59の県新をマークした)予選は充実していた。決勝では上体が起き上がり、スピードに乗り切れなかったが、目標はクリアした。満足です。

 高尾裕子(RATTLE=女子百メートルで11秒94の自己新をマークして)すごくうれしい。後半、スピードにうまく乗れた。仲間からプレゼントされた「お守り」の効果があった。

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