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さらなる夢、世界記録へ−高橋尚子

2001/02/05 11:03

 ベスト時の一割程度の出来でも、高橋は五輪金メダリストの存在感を示した。本格的な練習再開から約一週間。1キロ4分、ハーフを1時間20分程度で走れば、合格点のはずが、6キロ付近まで先頭集団で走り、1時間12分40秒で乗り切った。

 「次の夢(世界最高)への第一歩を沿道の方の応援で後押ししてもらった。いいスタートを切れた」と高橋。小出監督は「普通は四、五日の練習でハーフは無理。物が違う」と改めて高橋の底力に舌を巻いた。

 栄光の日から四カ月間、表彰などで多忙を極めた。練習不足で体はふっくら。小出監督は「(体力回復に)あと3、4キロ太ってもいい。有森(裕子=現リクルートAC)は(2位のバルセロナ五輪後)二年間休んだ」と気にしなかった。

 むしろ、気にしたのは中傷の声。走ること以外での活躍を一部から非難され「高橋が、ひどいって泣いてるんだよ。無垢(むく)なんだ。有森は何を言われても平気だったけど…」。

 今年は秋の海外マラソンで世界最高樹立を目標に掲げる。春の海外レースにも気楽に参戦する計画だったが、小出監督は「四、五割の調子でも春に走らせたいが、結果が悪ければ、何を言われるか…」と回避する可能性も示唆した。金メダリスト故の悩みだ。

 だが高橋は「走ること以外も全力でやってきたが、これからは走ることを全力で頑張る」。立春のこの日、“眠り”から覚めたエースの表情は晴れやかだった。

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