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カマタマーレ J3降格の衝撃(4)痛烈なメッセージ フロント不信拡大 求められる情報開示

2018/12/08 09:28

今季のホーム最終戦でスタンドに掲げられた横断幕=Pikaraスタジアム
今季のホーム最終戦でスタンドに掲げられた横断幕=Pikaraスタジアム

 「人を大切にしないクラブに未来はない!」「2人で決めた人事 クラブの総意?」「ビジョンのない素人同然の経営にうんざり」

 11月17日、カマタマーレ讃岐の今季ホーム最終戦後に行われたセレモニーで、スタンドの一部サポーターが掲げた3枚の横断幕。その痛烈なメッセージはJ3降格の無念さ、情報開示などに消極的だったクラブのフロント幹部に対するいら立ちをうかがわせた。

■  ■  ■

 練習環境の整備を求め、2016年にサポーターらが集めた5万7148人分の署名は、クラブが高松市に提出して以降、進捗(しんちょく)状況についてサポーターへの十分な説明は行われていない。一部のサポーターが横断幕で不満を示したフロント幹部に対し、クラブ内部はもちろん、現場の選手にも不信感が広がっていた。

 象徴的な出来事はリーグ終了後に見られた。

 11月27日に行われた今季の総括記者会見。「サッカーは素人」と自認した川村延広社長と、チーム強化部長を兼ねているにもかかわらず「練習は見ていない。(強化担当の)中島(健太)君との役割分担」と話した小川徹チーム統括部長の2人が主導した上村健一新監督内定の経緯について質問が続出。監督人事に意見したとされる中島強化担当の突然の契約解除も論点となった。

 中島強化担当は選手からの信頼が厚く、他のJクラブとも友好な関係を築いている人物。それだけに川村、小川両氏による契約解除の説明に、会見に同席していたクラブスタッフが、その場で異を唱える場面も。また、選手が直接、川村、小川両氏に「おかしい」と直談判することもあったという。

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 フロントと選手らが一枚岩と言えず、サポーターから信頼も得られなかった今季。掲げたスローガンが「讃岐ノ力 共闘」だったのは皮肉としか言いようがない。

 クラブに関するさまざまな動きが今どうなっているのか。それを知りたいサポーターに適切な情報を開示する一方で、選手やスタッフともしっかりコミュニケーションを取る。そういった積み重ねを抜きにして勝っていけるほど、次のJ3も簡単な舞台ではない。

 川村社長は「ファンやサポーターにもできる限り情報は公表していきたい。フロント、チームも一丸となりたい」と反省ともいえる言葉を口にした。信頼関係を回復するには真摯(しんし)な姿勢が求められる。

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