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カマタマーレ J3降格の衝撃(3)整わない練習環境 専有施設を持てず フットサル場使用も

2018/12/07 09:30

自前の練習場がないため、フットサル場で調整するカマタマーレの選手
自前の練習場がないため、フットサル場で調整するカマタマーレの選手

 「場所をお借りすることはできませんか」。シーズン半ばの7月。中島健太強化担当は、週末に迫るリーグ戦用の練習場確保のため、県内の各施設に空きがないか問い合わせに追われていた。専有、優先使用できる練習場がないカマタマーレ讃岐。今季も長年の課題に悩まされることになり、練習環境が整わない負の側面はJ3降格の大きな要因の一つとなった。

■  ■  ■

 本来は自由に使える練習場を自前で確保できるのが理想だが、財政面から難しいカマタマーレは毎年、県や高松市などの施設を借りて練習を行っている。行政の所有する施設は県サッカー協会を含む各競技団体が使用申請を行い、12月の年間調整会議で使用日が決定。ただ、同会議で決まった練習場だけでは1年間のリーグ日程に沿った約300日分の場所を十分用意できず、別団体との細かな時間調整などで乗り切ってきた。

 だが、天然芝のフルピッチという条件を満たす日は少なかった。人工芝やサイズの小さな場所が多く、時には試合前日にフットサル場で練習したことも。疲労回復を図る練習や、試合に不出場の選手や故障明けの選手がアピールする練習試合も思うように組めない。整わない環境はチームに悪影響を与え続けた。

 窮状に北野誠監督は今年もリーグ戦後の記者会見で言及。「(練習環境を)改善していただかないと監督契約しないと告げたけれど、全く変わっていない。選手のモチベーションを上げられるようにクラブも努力してほしい」と訴えた。

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 現場の悲痛な声にも環境整備を主に担当するフロント幹部の動きは鈍かった。本来は別業務が主の中島強化担当や波多野寛運営担当ら、元選手の現場スタッフが日々の活動の中で培ってきた人脈を活用し、何とか練習場を確保してきたのが実情だ。あるスタッフは「練習場がないのを(幹部に)伝えていたけれど…。『ないものはしょうがないだろ』と言われたこともある。責任者が言うことなのか」と憤った。

 動きがなかったわけではない。行政との交渉を円滑に進めたり、使用できるグラウンドを融通し合ったりするため、川村延広社長は県サッカー協会幹部と良好な関係を構築。11月27日のシーズン総括会見では「来季の環境は間違いなく好転する」と力説した。

 1年でのJ2復帰を果たすために大きな鍵となる練習環境。今度こそ改善しなければならない。

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