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カマタマーレ J3降格の衝撃(2)失点最悪72 守りの悪癖拭えず セットプレーに弱さ

2018/12/06 09:27

徳島戦の後半ロスタイム5分、立て続けに相手にゴールを決められ肩を落とすカマタマーレ守備陣(Pikaraスタジアム)
徳島戦の後半ロスタイム5分、立て続けに相手にゴールを決められ肩を落とすカマタマーレ守備陣(Pikaraスタジアム)

 総失点72。カマタマーレ讃岐が今季許したゴール数は、J2昇格年の2014年シーズンに喫した71失点を超える過去最悪だった。昇格後クラブワースト6失点の試合をはじめ、5失点が2試合、4失点が1試合、3失点が4試合。42試合中、複数失点は20試合にも上り、無失点試合はわずか6だった。

 今季は攻撃的なサッカーを掲げた。守備ラインを高くして前掛かりになった分、失点が増えるのは仕方ない面もあったが、記録的な失点数は“悪癖”を拭えなかったのが要因だ。

■  ■  ■

 目立ったのがセットプレー絡みの失点。総失点の4割近いゴールを献上した。優勢の試合展開でも、セットプレーで失点してリズムを崩した。チーム力や個々の能力で上回る相手にマークを外されることもしばしば。選手間で責任転嫁してチーム内の空気が悪くなることもあり、カバーも不十分となった。GK清水健太は「ネガティブな気持ちが出ていた」と指摘した。

 先制された焦りの中、攻守の切り替えでパスミスが多発したのも見逃せない。MF高木和正は「勝負どころで守り切れず、大事な場面の1対1で負けていた」。技術不足もあり、ボールを奪われては失点を繰り返す負の連鎖が続いた。

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 J3降格を回避するため、秋口からは戦術面を変更。勝ち点を1でも積み重ねようと、守備重視で失点をしないことに重きを置いた。

 しかし、これは意思統一を欠いた。前線の選手は点を取りたいから前へ進み、後ろの選手は失点をしたくないから守備ラインを上げられない。結果、中盤に生まれた広大なスペースを相手チームにいいように使われ、攻め込まれた。DF岡村和哉は「コミュニケーションは取っていたけど…。連動がうまくいかなかった」と悔しがった。

 攻撃的サッカーを掲げながらも得点は伸ばせず、守備では課題としていたセットプレーでの弱さなども露呈した。わずかながらJ2残留の可能性を残した今季最終戦の前に、北野誠監督は「もう少し、攻撃、守備ともにベースを築かないといけなかった。正直、自分たちが主導権を握るサッカーは早かった」と漏らした。

 J3降格は、チームの戦略に誤算があったからかもしれない。

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