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カマタマーレ J3降格の衝撃(1)リーグワースト得点 攻撃的戦術実らず ゴール前の精度欠く

2018/12/05 09:17

町田戦でシュートを外し天を仰ぐカマタマーレの佐々木匠。チームはゴール前のプレー精度を欠き、得点を決め切れないケースが多かった(Pikaraスタジアム)
町田戦でシュートを外し天を仰ぐカマタマーレの佐々木匠。チームはゴール前のプレー精度を欠き、得点を決め切れないケースが多かった(Pikaraスタジアム)

 「見ている人もやっている選手も楽しめる攻撃的なサッカーをしたい」。2018年1月15日、高松市東部運動公園で行われたカマタマーレ讃岐の今季初練習。北野誠監督は笑顔で展望を話した。しかし、最終結果はJ2最下位で得点はリーグワーストの28。J3降格という衝撃的な現実が待っていた。

 14年のJ2昇格後、チームは守備を固めたカウンタースタイルで生き残ってきた。ただ、その戦術は守備時間が長く、精神・肉体的な負担が大きい。指揮官は将来のJ1昇格も見据え、自分たちで主導権を握る戦術を採用した。

■  ■  ■

 守備ラインを高くし、前線からプレスをかけてボールを奪って押し込む。相手陣地内でボールを動かしながら好機をうかがう―。J1降格組・新潟との開幕戦は0―1で敗れたが五分で渡り合い、MF佐々木匠は「2戦目の金沢戦で勝利したこともあり、本当にチーム全員が手応えをつかんだ」と振り返る。

 だが、その感触は続かなかった。敵陣深くまでボールを運んでもゴール前のプレー精度を欠き、得点を決め切れない。攻守の歯車が狂い出し、2勝4分け5敗で迎えた第12節の横浜FC戦から第16節の山口戦まで5連敗。北野監督は「好機に決め切るのが強いチームで、そうでないうちは弱い」と苦悩の表情を浮かべた。

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 勝ち点を積み上げられず、徐々に現実味を帯びるJ3降格。チームに弱気が生じていく。ボールを敵陣深くまで運ぶ回数すら減り、好機をなかなかつくれず、折り返しを過ぎた第27節の岡山戦からは10試合未勝利。この間、わずか2得点にとどまった。

 「点を取らないといけない、ボールを大事にしないといけないという意識が強すぎた」と主将のMF高木和正。ミスを恐れるあまり、プレーが逆に消極的になるという悪循環に陥った。

 窮地の中、戻したカウンタースタイルも功を奏さなかった。最終盤に再び攻撃的布陣を採ったが時既に遅かった。戦術面の迷いが招いたとも言える最下位に「ぶれたと言われたらそうかもしれない」と北野監督。MF渡辺大剛も「年間を通して自分たちのやり方がはっきりせず、継続してできなかったことが結果になった」と唇をかんだ。

◇  ◇  ◇

 カマタマーレは2018シーズンを7勝10分け25敗の最下位でJ3降格となった。チーム、フロント両面からその原因と来季への課題を探る。

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