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観客動員増へ工夫を/カマタマ世論調査

2013/07/29 09:28

大勢のサポーターが見守る中、懸命にプレーするカマタマーレ讃岐の選手ら=6月16日、香川県丸亀市金倉町の県立丸亀競技場
大勢のサポーターが見守る中、懸命にプレーするカマタマーレ讃岐の選手ら=6月16日、香川県丸亀市金倉町の県立丸亀競技場

 Jリーグへの昇格に期待も、公式戦の観戦には至らず―。サッカーJFLのカマタマーレ讃岐について、香川県民のこんな意識が共同通信社と四国新聞社の世論調査で明らかになった。チームは現在、2位と好調をキープしているが、昇格条件である「ホーム戦の1試合平均3千人以上」の観客動員数をクリアするには、残るホーム戦4試合で平均3525人が必要。一人でも多くの県民に足を運んでもらえるよう、効果的なPRや交通アクセス改善に向けた対策が求められる。
【→参照記事】

■ホームタウンデー
 チームは4月末から首位に立ち、現在も2位と好調をキープ。財政面でも、県と高松市が合わせて3千万円を出資する方針を決め、債務超過の解消にめどが立ちつつある。課題は観客動員数に絞られてきた。

 1試合平均3千人以上を満たすには、今季17試合で計5万1千人以上が必要となる計算だ。今季は、6月2日までのホーム戦計9試合で1試合平均の観客数は1494人。残り8試合で平均4695人が必要で、3千人に遠く及ばない厳しい状況に陥っていた。

 クラブは6月以降、観客動員に本腰を入れてきた。全ホーム試合に小学生を無料招待する「夢パス」を有効に活用し、サッカー少年少女を観客に取り込んだ。スタジアムのある自治体の一部地域の住民も招待。さらに県内各地から人を呼び込む仕掛けとして、1試合ごとに設定する「ホームタウンデー」の引き受けを県内自治体に要請した。

 6月16日の試合には5758人が来場。三豊市のホームタウンデーとなった同30日は今季最多の8968人を記録し、7月14日に4200人弱、同28日に4500人余りを動員した。依然として見通しは甘くないが、必要な観客数は残りホーム戦4試合で平均3525人と大幅に圧縮された。

■一体で追い込みを
 今回の世論調査では、観戦経験者は1割にとどまり、観客動員を向上させる方策については、県民へのアピールや試合日のPR、選手との交流などの強化に支持が集まっている。

 クラブは、自治体や商工会議所、商工会、企業への営業でPRに力を注いでいるほか、各地に設置した横断幕やメディア広告を通じて試合日を告知。選手も試合後の交流や各種イベントに参加し、「営業努力」を続けてきた。ただ、世論調査結果からは、こうした取り組みが十分浸透していないことがうかがえる。

 熊野実社長は「高い期待にも関わらず、試合に足を運んでもらうための力が足りていないということ。努力する余地がある」と調査結果を分析した上で、「もっと親しみを感じ、愛されるクラブとなるように、多くの人の声に耳を傾けニーズを把握し、柔軟に対応していきたい」と話す。

 出資に応じた浜田知事は「全国に向けて香川のイメージアップにつながり、交流人口の増大による地域活性化や経済効果にも寄与できる」と昇格に期待を寄せる。J2には、三浦知良選手(横浜FC)や高原直泰選手(東京ヴェルディ)らが所属。カマタマーレが昇格すれば、人気選手のプレーを香川で観戦する楽しみも増える。残り4試合。観客動員数というハードルを越えるため、クラブ、協力団体が一体となった追い込みが求められている。

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