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カマタマ初陣飾れず、ホンダロックに0―1/JFL

2011/04/30 09:31

【カマタマーレ讃岐―ホンダロック】後半、カマタマーレ讃岐の福嶋(27)がクロスボールに飛び付くも、相手GKにクリアされる=宮崎市生目の杜運動公園
【カマタマーレ讃岐―ホンダロック】後半、カマタマーレ讃岐の福嶋(27)がクロスボールに飛び付くも、相手GKにクリアされる=宮崎市生目の杜運動公園

懸命にプレーする選手に声援を送るカマタマーレ讃岐のサポーター=宮崎市生目の杜運動公園
懸命にプレーする選手に声援を送るカマタマーレ讃岐のサポーター=宮崎市生目の杜運動公園

【カマタマーレ讃岐―ホンダロック】後半、シュートが得点にならず悔しがるカマタマーレ讃岐の野口(17)=宮崎市生目の杜運動公園
【カマタマーレ讃岐―ホンダロック】後半、シュートが得点にならず悔しがるカマタマーレ讃岐の野口(17)=宮崎市生目の杜運動公園

ベンチを飛び出し、大声で選手に指示する北野監督=宮崎市生目の杜運動公園
ベンチを飛び出し、大声で選手に指示する北野監督=宮崎市生目の杜運動公園

 JFL前期第8節第2日は29日、宮崎市生目の杜運動公園などで3試合を行った。今季初参戦のカマタマーレ讃岐が初戦を迎え、昨季13位のホンダロック(宮崎)に0―1で惜敗した。ホンダロックは開幕2連勝。このほか、FC琉球(沖縄)と栃木ウーヴァが勝った。同節最終日は30日にあり、各地で残り4試合を行う。カマタマーレの次節は5月3日、香川県高松市生島町の県営球技場でのホーム開幕戦で、昨季12位の横河武蔵野(東京)を迎える。

 ▽前期第8節
ホンダロック 1(1―0)0 カマタマーレ讃岐
2勝(6)   (0―0)  1敗(0)
▽得点者【ホ】首藤
▽観客 835人

 【評】カマタマーレ讃岐はボール保持で相手を大きく上回ったが、最後の詰めが甘く無得点。立ち上がりの失点をはね返せなかった。

 前半6分に3バック中央の波多野が負傷退場しゲームプランが狂った。失点は12分に3バック左の野口が突破を許し、交代した大島のフォローも遅れた。中央でフリーにした相手FWに頭で押し込まれた。以降は4バックにシステム変更して無難に封じただけに悔やまれる。

 攻撃は細かいパスワークで圧倒したが、シュートは相手より少ない7本とやや積極性を欠いた。開始直後、中盤の競り合いから吉沢が抜け出し、GKと1対1で放ったシュートがポストに嫌われるなど球運もなかった。

ボール支配も無得点 硬さ目立ち連係崩す
 後半ロスタイム、ラストのワンプレーにすべてを懸けた。左CKの好機でGK瀬口を含めて全選手がゴール前へ集結する。「何とか1点」―。しかし、その思いは届かなかった。また相手の分厚い壁にはね返され、無念のホイッスルが試合終了を告げた。

 ゴールが恐ろしく遠い、ほろ苦いJFLデビュー戦だった。ボールは保持できるが、なかなかゴール前への進入を許してくれない。前線の選手が果敢に飛び出して突破を図ったが、オフサイドは8本。完全に相手の術中にはまった。

 それでもチャンスはあった。開始直後、中盤の競り合いからの縦パスに吉沢がうまく抜け出した。ゴール左。GKと1対1になったが、シュートはポストに嫌われ、背番号10は「あそこで決められたら試合の流れは全然違っていた。もったいない」と悔しがった。

 一方で、主将の下松は「大事にやろうとしすぎた」と振り返る。初戦の硬さが否めない中、DFの波多野が早々に負傷退場するアクシデントにも見舞われた。細かい連動の歯車が狂い、後手後手に回った。

 だが、長丁場のリーグ戦は始まったばかり。中3日で次節の試合が控え、下を向いている暇はない。1トップで最後まで体を張った福嶋は「ノーゴールは仕事をしていないのと一緒。もう一度やり直して、次の試合では必ずゴールに絡みたい」と奮起を誓った。

大勢詰め掛け選手を後押し
 待ちに待った開幕戦。カマタマーレ讃岐のJFL初戦を見ようと、大勢のサポーターが香川から詰め掛けた。

 選手入場の時にサポーターが歌う「瀬戸の花嫁」がJFLの舞台にも響いた。東日本大震災の影響で1カ月半遅れの初戦。犠牲者のために黙とうをささげ、カマタマーレの新たな船出となるキックオフが告げられた。

 試合は早々に先制を許し、JFLの先輩の堅守をなかなか破ることができないもどかしい展開。前半は選手に硬さも見られたが、後半に入るとパスが回り始め、サポーター歴6年の清水剛さん(41)は「これで勝利が狙える。あとは最後の詰めだけ」と一層、声のボリュームを引き上げた。

 しかし、思いも届かず悔しい惜敗。次節はホーム開幕戦で、サポーター代表の高橋武志さん(37)は「負けを糧にぼくたちも後押しを頑張るのでホームではしっかり勝ってほしい」と期待を込めた。

逆転信じていた
 カマタマーレ讃岐・北野誠監督の話 点が取れなかったことがすべて。逆転できると思っていたのだが。立ち上がりの波多野のけがでバタバタしてしまったが、失点以外は抑えられた。次はしっかり勝ちたい。

いい時間帯に点
 ホンダロック・池田竜市監督の話 ホーム開幕の重圧はあったが、(前節競り勝った)勢いで乗っていけた。いい時間帯に点が取れ、守りも最後までよく耐えてくれた。

談話集
 下松主将 いくらボールを保持できても点が入らなければ意味がない。初戦でいつもと同じことができなかった。ホームでは必ず勝つ。切り替えてやりたい。

 MF天羽 試合が終われば結果だけが残る。内容が良くても勝たなければ意味がない。立ち上がりにもっとリズムをつくるような声が出せればよかった。

 MF飯塚 立ち上がり硬くなってしまった。ただ自分たちが積み上げてきたものはJFLでもできる手応えはつかめた。

 MF中島 もったいない。どれだけ練習でできても公式戦で出せないと。まだまだ意識が足りない。

 MF岡本 苦しい試合になるのは分かっていたつもりだったが、意識が甘かった。前半は風上で人と人との距離が遠くなってしまった。もっとコンパクトにやらないと。

 GK瀬口 負けたことは悔しいし、申し訳ない。失点はミスが重なった。反省しつつ、次は新たな気持ちで臨みたい。

波多野が負傷 DF軸失いバタバタ
 「波多野のけがでバタバタした。システム変更をもう少し早く決断できていれば」。珍しく北野監督が後悔の言葉を口にした。

 3バックの中央を任せるDFの軸が前半6分でまさかの負傷退場。アクシデントで浮足立ったまま6分後に絶対に与えてはいけない先制点を許した。

 波多野は「上からつぶされた感じ。もう最悪」と口元をゆがめる。競り合って倒れた後、右膝に相手の全体重が掛かった。アイシングしながら右足を引きずって歩く姿が痛々しかった。

 ただ、こんな時こそ力を発揮しなければならない。

 東日本大震災で延期したこの1カ月半、さまざまな場面を想定し、練習で連係を深めてきたはずだった。交代出場の大島は「気持ちの準備はしていたが…」。試合3日前からレギュラー組に抜てきされた野口も「開幕戦は難しい。何もできなかった」。二人のミスと連係不足が失点につながってしまった。

 GKのユニホームの色を間違えて持参するなど試合前からスタッフもバタバタ。思い切り初戦の雰囲気にのまれる格好となった。不安な新ステージの船出になったが、次は大勢のサポーターが待つホームゲームだ。チーム力が決して見劣りすることはない。この教訓を次へつなげられるかが「J」への道を極める鍵になる。

栃木ウーヴァ 3(0―0)0 ジェフリザーブズ
1勝1分け   (3―0)  2敗(0)
(4)

FC琉球 1(1―0)0 ホンダFC
2勝(6) (0―0)  1勝1敗(3)

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