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「被災者の助けや勇気に」/カマタマ慈善試合

2011/03/21 09:47

試合後、観客に義援金を募るカマタマーレ讃岐イレブンら=県営球技場
試合後、観客に義援金を募るカマタマーレ讃岐イレブンら=県営球技場

 東日本大震災の被災者を支援しようと、サッカーのカマタマーレ讃岐は20日、香川県高松市生島町の県営球技場で四国リーグの愛媛FCしまなみと慈善試合を行った。スタンドにはサポーターら約900人が詰め掛け、選手たちの気迫あふれるプレーに声援を送った。

 カマタマーレが慈善試合を開くのは初めて。クラブでは、この日を含めて18日から4日連続の予定で募金活動を展開している。試合は主力組で臨んだ90分を2―0(前半0―0)で勝利。控え組主体の30分間は1―2で敗れた。

 試合前、北野監督は集まった観客に「少しでも被災された方々の助けや勇気になればと考えた。日本中が協力して一日でも早く復興し、またサッカーが楽しめるようになればいい」とメッセージ。1分間の黙とうの後キックオフし、選手たちは左腕に喪章を巻いてプレーした。

 試合後は出口に全選手とスタッフが立ち、観戦のお礼とともに義援金への協力を呼び掛け。主将の下松は「ぼくたちの思いに賛同してもらえるように気持ちを込めてプレーした。多くの人が集まってくれて本当にうれしい」と話した。

 カマタマーレが今季初参戦するJFLは13日の開幕戦から今月中に予定された第3節までの中止が決定。リーグにはソニー仙台など被災地に本拠を置くチームもあり、開幕はまだ見通せない状況だ。サポーター歴6年という高松市十川東町、会社員松之内陽一さん(39)は「みんな(開幕を)待っている。今はサッカーどころじゃないが、復興に向かえばサッカーはすごく力になると信じている」と話した。

人一倍気持ち込めプレー ソニー仙台から移籍の天羽
 人一倍の気持ちを込めて90分間、ピッチを駆け回った。カマタマーレ讃岐のMF天羽=写真=は昨季まで3年間、JFLのソニー仙台でプレー。「仙台の友人から、ぼくらがサッカーを頑張る姿を見せれば『頑張れるから』と言ってもらえた。死に物狂いで走るしかない」。沈痛な面持ちだった。

 「つい2カ月前まで住んでいたんですよ」。テレビなどで刻一刻と伝えられる被災地の惨状に目を疑った。地震で崩れたビル、津波にのみ込まれた町並みに心を痛めた。在籍した間に勤めた事業所も津波の被害を受けたようで、「お世話になった方で一人連絡が取れていない…」。そう打ち明けると、気持ちを抑えきれずに涙した。

 リーグの開幕はまだ見通せず、ソニー仙台の参戦可否も明らかになっていない。だが、「古巣との対戦は楽しみ。必ず同じ舞台で戦えると信じている」。遠く離れた香川でもできることがある。サポーターらの募金の列に深々と頭を下げた。

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