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香川オリーブガイナーズ、初の前期優勝−四国IL

2007/06/25 09:21

地元ファンの前で前期優勝を果たし、香川ナインに胴上げされる西田監督=サーパススタジアム
地元ファンの前で前期優勝を果たし、香川ナインに胴上げされる西田監督=サーパススタジアム

【高知―香川】高知打線を7回、1安打無失点に封じた香川の松尾=サーパススタジアム
【高知―香川】高知打線を7回、1安打無失点に封じた香川の松尾=サーパススタジアム

 発足3年目の四国アイランドリーグは24日、香川県高松市生島町のサーパススタジアムで香川オリーブガイナーズ―高知ファイティングドッグスを行い、前期優勝へのマジックナンバーを「1」としていた香川が4―3で逃げ切り、昨年の後期に続く2期連続の王座に就いた。

 リーグは昨季から前、後期制を導入し、香川の前期優勝は初めて。後期優勝チームと争うチャンピオンシップ(10月)への出場権を獲得し、2年連続の総合優勝を目指す。

 香川は一回、先頭国本の左越え本塁打などで2点を先取。五回は智勝、丈武、近藤の主軸の連続長短打で2点を加えた。先発松尾は七回まで1安打無失点で、8三振を奪う力投。八回から救援した橋本が九回に1点差まで詰め寄られたが、リードを守りきった。

 球場にはホームで過去3番目に多い4756人のファンが詰め掛け、香川ナインに熱い声援を送った。優勝を決めた瞬間、歓喜に沸くナインと喜びを分かち合った。

多くの応援感謝
 香川・西田真二監督の話
 多くのファンが応援に来てくれて本当に感謝している。最後の最後まで勝負が分からないのが野球。すっきり勝ちたかったが、高知も執念を見せた。先発投手陣、クリーンアップが安定していたのが勝因。後期も優勝を狙う。

香川投打がっちり 松尾、リーグトップ8勝目
 四国アイランドリーグは24日、香川県高松市生島町のサーパススタジアムほかで2カードを行い、首位の香川オリーブガイナーズが3位の高知に4―3で勝ち、前後期制導入後、初の前期優勝を飾った。香川は通算23勝7分け10敗で、残り5試合を全敗しても勝率6割5厘。優勝の可能性があった2位の愛媛マンダリンパイレーツが残り3試合を全勝しても5割9分5厘となり、香川を上回れない。

 香川は一回、昨季までチームメートだった高知の右腕捻金に襲い掛かった。先頭国本の左越え本塁打で突破口を開き、三輪が中前打、堂上が右前打で続いた。一死一、三塁で智勝が中犠飛。リズムを狂わせ、打者7人で捻金をマウンドから降ろした。五回は二死から智勝、丈武、近藤が連続長短打。頼もしい中軸が畳み掛け、リードを広げた。

 先発松尾は140キロを超える真っすぐにスライダー、チェンジアップを交え、六回まで無安打。七回に初安打を許したが、計8三振を奪い無失点に抑えた。余裕の逃げ切りムードで迎えた九回、2番手の橋本が3本の三塁打を許して1点差。なおも二死三塁のピンチを背負ったが、最後の打者を左飛に仕留めた。松尾はリーグトップの8勝目。

 チームはマジック「1」が点灯して5日目。ホームスタジアムに駆け付けた大勢のファンの前で決めた優勝にナインの喜びもひとしお。今季から就任した西田監督を胴上げして感激に浸った。

序盤から全力投球
 ○…ホーム試合で優勝をもたらしたのは松尾。試合後のお立ち台では「地元で勝ててよかった。雨の中、たくさん集まってくれてありがとう」と笑顔でファンに感謝した。

 2夜連続で優勝を持ち越していただけに、先発を告げられた前日は「絶対に勝たなくては」と気合を入れていたという。その言葉通り、立ち上がりから全力投球。七回に初安打を許し、四球、暴投で一死一、三塁としたが「最少失点で抑えればいい」。落ち着いて次打者をフォークで三振に仕留め、3アウト目は143キロの速球で右飛。余裕で橋本につないだ。

「負けないチーム」確立
 観客数は連日の4000人超。大声援の後押しを受け、香川が地元でようやく前期初優勝にこぎ着けた。「(優勝は)何と言ってもファンの応援のおかげですわ。本当に感謝しております」と西田監督。止まない拍手と雨の中、二度、三度と宙を舞う指揮官の顔には笑みが絶えなかった。

 守備、走塁の強化を課題に掲げた3年目。指導陣が最も神経を使ったのは、投手陣の再構築だった。昨季、最優秀防御率をマークした深沢、本格派右腕の伊藤がともにNPB(日本プロ野球組織)入り。加藤コーチが「2人が抜けた穴はとても大きい」と明言するほど、層の薄まりは否めなかった。だが、元広島・天野の加入が、その不安をぬぐい去った。

 天野自身が大きな戦力になるだけでなく、プロの経験や意識をチームに伝えることで「各選手が自分の役割をはっきり認識するようになった」(加藤コーチ)。昨年まで抑えに回ることが多かった松尾、塚本を含めた3人は、西田監督が「三本柱」と呼ぶまでに成長。松尾はこの日、リーグトップの8勝目を挙げ、塚本とともにNPBのスカウトの目が注がれるようになった。

 先発陣が計算できるようになった結果、好調な投手が中継ぎ、速球派の橋本が抑えを務めるという必勝パターンがほぼ確立。勝つことだけでなく、引き分けが7試合を数え、「負けないチーム」が出来上がった。

 一方、攻撃面でもNPB注目の中軸が「らしい」働きを見せた。昨季、首位打者と最多本塁打の2冠を手にした3番堂上、開幕戦からずっと4番に座る智勝はともに打率リーグ3位(3割1分8厘)。勝負どころでは必ずと言っていいほど得点に絡んだ。5番丈武は打点、本塁打数でリーグ1位。強力な破壊力で打線全体を引っ張った。

 投打の柱がしっかり安定し、前期の王座をつかんだ香川。ただ、ナインに浮かれた様子はない。井吉主将は「優勝は通過点。いかにベストプレーを見せ、プロ(NPB)入りにつなげるか。そこに意識が絞られている」。視線は、もう一段階上に向けられている。

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