天気予報を見る
 
新聞購読申込

輝き失った石毛ブランド−四国IL社長退任

2007/03/11 09:14

 創設者である石毛宏典氏の社長退任は、四国アイランドリーグが事業として、新しい段階に入ったことを意味している。
【→参照記事】

 石毛氏はスター選手として培った抜群の知名度を生かし、プロ野球不毛の地にリーグを立ち上げた。同時に経営トップの重責も担ったが、初年度の開幕早々に資金繰りが行き詰まり、選手の給料遅配が発生するなど、事業計画の甘さを露呈。撤退の危機に立たされた。

 この緊急事態に立ち上がったのが鍵山誠新社長をはじめとした現在の各球団の経営陣。石毛氏の「理想」を捨て、現実に沿った新たなプランを作成し、経営の立て直しに取りかかった。以後、実質的なリーグ運営は鍵山新社長らが担い、石毛氏は陣頭指揮を執る立場にはなかったのが実態だった。

 関係者によると、石毛氏は自身の報酬などをめぐり、昨年12月に辞表を提出。しかし、その段階で株主に辞める理由を説明していなかった。これは経営者の常識から外れる行為で、かつて「四国に根をおろし地道にやりたい」と語った姿からも程遠い。

 ただし、石毛氏がスポンサー集めや球場確保に奔走したからこそリーグは誕生した。株主であるJR四国の梅原利之会長は「われわれは石毛を応援してきた」と話す。

 一方、ある出資企業の社長は「リーグやチームの理念が変わるわけではない。運営実態にそった人事というだけ」と気にも留めない。

 社長交代によって「石毛」というブランドは失う。が、リーグは既に一定の認知度を得ており、ベンチャー企業を上場させた鍵山新社長は「これからは各チームが地域に根付いていけるかどうかが重要」と強調。「石毛がつくったリーグ」から地域に愛されるチームへ大きな方向転換を迎える。

同じジャンルの記事

注目の情報

顧客管理が簡単にできるASPシステム「クライゼル」を発売中

顧客管理が簡単にできるASPシステム「クライゼル」を発売中
トライコーン株式会社では、本格的な顧客管理を実施したい法人向けASPサービスクライゼル」を発売しています。CRMもお任せください

詳しく見てみる→

▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.