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香川OG最終戦飾る 3位−四国IL

2005/10/17 09:29

【香川OG―愛媛MP】力強い投球で2回を無安打に抑えた先発の香川OG・松尾投手=坊っちゃんスタジアム
【香川OG―愛媛MP】力強い投球で2回を無安打に抑えた先発の香川OG・松尾投手=坊っちゃんスタジアム

 野球の四国アイランドリーグは16日、松山市の坊っちゃんスタジアムほかで愛媛MP―香川OG、徳島IS―高知FDの2試合を行い、今季の全日程を終了した。香川は2―1で競り勝ち、徳島は2―1でホーム最終戦を飾った。全179試合(雨天中止1試合)を消化し、香川は36勝12分け41敗で3位だった。
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 香川は四回、東山の中前打と八木の死球などで二死満塁とし、山木戸の左前適時打で先制。六回には、近藤の四球を足場にした一死満塁から八木の右前適時打で貴重な追加点を挙げた。

 投手陣は松尾―捻金―伊藤が好継投。愛媛打線を1点に抑え、3番手の伊藤がリーグトップの12勝目を挙げた。

 高知が46勝13分け31敗で優勝、2位徳島、4位は愛媛だった。

 個人タイトルの投手部門の防御率は、松尾(香川)が1・30(3勝2敗14セーブ)で1位。リーグトップの12勝をマークした伊藤(香川)が3位、10勝の捻金(同)が4位に食い込んだ。打者部門は、林(愛媛)が3割2分2厘で1位。香川は東山が2割7分5厘で5位、八木が9位に入った。本塁打部門で山本(高知)が6本で頂点に立ち、香川は古谷が4本で5位、八木、東山が3本で7位に入った。

チーム支えた投手陣 プロ意識し個々が成長
 「投手陣の踏ん張りがチームを支えた」。芦沢監督は開口一番、投手陣の成長に目を細めた。松尾、伊藤、捻金の3投手で25勝。防御率でも上位を占め、リーグの中でもひと際光る存在となった。

 リーグ最終戦の先発は松尾。リーグトップの14セーブを誇る松尾はこの日、今シーズン最速の148キロをマーク。予定の2回を投げ、奪三振3で無失点。防御率1位を手にし、「このリーグで初めて抑えを経験した。精神的にも成長したのが大きい」と自身を分析。

 続く捻金も思い切りのいい投球で2回を被安打1。シーズン序盤は制球に苦しんだが、後半、頭角を現し先発ローテの一角を担った。

 最後は伊藤が締めくくった。社会人野球のホンダ時代からスカウトの注目を集めていた。リーグ終盤、連投も強いられたが「全然大丈夫。どんどん投げてアピールしたい」と、常にプロを意識していた。この日も五回から登板、1点は失ったが、多彩な変化球とマウンド度胸をアピールし12勝目をマーク。普段クールな男が力強くガッツポーズを見せた。

 プロに最も近いと言われている松尾、捻金、伊藤の3選手。松尾は「期待も不安もあるが、あとは待つだけ」、伊藤も「12球団どこでもいい」とプロ入りへ強い意志をうかがわせる。スタンドには複数の球団スカウトが陣取り、選手のプレーを見守った。11月18日はドラフト、運命の日は1カ月後に迫った。

目標はプロの舞台 東山
 香川の首位打者となったのは、打率2割7分5厘の東山(高松一高出)。最終戦も、プロ注目の愛媛の右腕西山から中前打を放つなど、全打席で出塁し「ストライクは初球から逃さずいった。最後はやっぱり勝ちたかったから」と笑顔を見せた。

 高校時代は注目されたが、早大進学後は最後までレギュラーは取れず、神宮の打席に立ったのは「代打の6打席くらい。野球ができる環境はなかった」という。それだけに「リーグができ、野球ができることが幸せだった」。

 大学時代の同期は阪神の鳥谷や今季、セ・リーグ新記録の202安打を放ったヤクルトの青木がいる。東山は「目標はプロ。同じ舞台で戦うためにも頑張るしかない」と気持ちを込めた。

結果に満足してない
 香川の遊撃近藤はチームで唯一、全試合、全イニングにフル出場。チーム一小さな165センチの主将は「出なければ結果は出ない。最低限の目標は達成できた」と話した。

 ただ、結果には満足していない。失策は18、打率も2割前半止まり。「やることはやったがエラーは多すぎた。打率も3割に近づけないと」と課題ばかりが口をつく。「来季があるかどうかは分からないが、チームに残れれば全試合出場と打率3割を目標にしたい」と、飛躍を誓った。

ひとこと
 井吉信也右翼手(シーズンを終え)監督からは守備を磨けと言われてきた。練習した成果は出せたと思う。打撃を鍛え直したい。

 羽田智弘内野手(九回、左越え二塁打)打ったのは直球。最後はよかったが、シーズンを通して結果を出せなかったことが悔しい。

 山木戸尚司一塁手(四回に先制の左前打)故障ばかりで出番が少なかった。最後の試合で打ててよかった。来年こそはアピールしたい。

4県監督談話
温かい声援感謝
 香川OG・芦沢真矢監督の話 ファンの温かい声援に感謝している。最後にはうれしくて涙が出た。選手はプレッシャーに耐え、成長もした。結果的に順位は3位に終わったが、来年は必ず優勝争いをしたい。選手が一人でも多くプロへいけることを願っている。

声援応えられず
 愛媛MP・西田真二監督の話 パイレーツを応援してくれた地元、愛媛のファンは日本一。ただ、その声援に応えられず歯がゆさは残った。守りの面で苦しい試合が多かった。来年はファンと一緒に優勝を目指すシーズンにしたい。

勝ち越し大きい
 徳島IS・小野和幸監督の話 勝ち越せたのは大きい。前半戦終盤から選手に自主性、積極性が出てきてチームの結果に結びついた。ただ、勝てる試合を引き分けた当たりに高知との差があった。まだ詰め込むことはたくさんあるが、選手は辛抱強くついてきてくれた。

早く過ぎた1年
 高知FD・藤城和明監督の話 早く過ぎた1年だった。90試合選手は頑張り、ファンの皆さんが球場に足を運んでくれたおかげでここまできた。基本のキャッチボールが出来だしたことが、優勝の原動力。選手自身、補う点も見つかっただろう。もっと大きくなってほしい。

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