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新種ほやほやのキノコか??

2018/10/18 18:35:30
新種ほやほやのキノコか??
新種キノコか?約1カ月の推移
 まんのう町の県満濃池森林公園散策道の山側斜面で9月20日、「変なもの」を見つけた。小さなひだが幾つか重なった直径約2aのまるくて薄茶色の蓋(ふた)状のものだ。この時点ではキノコとは全く思わなかった。

 だが形は次第に変化。3日後の23日(写真上右)には、蓋状のものが直径約5aの球状になり、その下からツボ状で高さ7、8aの丸いものが伸び出ていた。上が傘、下が柄になる「変なキノコかな?」と思った。

 図鑑で調べたが名前がない。元県森林センター所長でキノコアドバイザーの池田芳孝さんに名前をお尋ねすると、「この写真からは『オオオニテングタケ』と思える。ネットでも調べて」と返信があった。

 「オオオニテングタケ」を検策したところ、「新種発見ほやほやのキノコ。学名は仮採用状態」とあった。すごい、新種かも! うれしくなって翌日から可能な限り様子を見にいった。

 形は少しずつ変化。10月1日(写真上左)には、蓋状の頭頂部が直径約6aの丸い傘に、ツボ状のものは長さ約10aの薄茶色の柄になっていた。「初めて見るキノコ」だと思えた。同3日(写真下左)には球状の傘は少し丸みが減り、イボイボも硬そうに見えだした。柄は根元になるほど太くて丸く、上ほど細く締まり、全体に茶色が濃くなった。

 同9日(写真下右)、傘の形が平たくなり、イボイボもくっきりと。やや乾燥気味。あまり大きくはなっていない。10、14、16日もほとんど変わらなかった。

 組み写真(反時計周り)を見た池田さんは、「傘のイボイボや開き具合から『オニテングタケ』の方が適当と思う。『オオオニテングタケ』はもっと傘を開きイボイボも多い。かなりの日数がたっても写真程度の大きさに留まっているのはオオオニとして疑問が残る」と言われた。「第一印象を大事にしたいと常々思っている。だが慎重に時間をかけることも大事だと痛感している」と言う池田さん。写真1枚だけから、その名前を知ろうとした自分を反省した。

 「物事に当たる姿勢」の根本的な考え方に迫る体験を楽しくさせてもらった。キノコの一生を見届けた感謝の約1カ月間であった。(香川 佳子)
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