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湧き水の川でカワガニ発見

2018/07/02 10:16:55
湧き水の川でカワガニ発見
川はかつてカワガニだけでなく、地域住民の大切な生活の場だった
 わが家の近くに湧き水の流れる川幅数十aの用水路がある。6月中旬、そこに生えた苔の上で長い手足(?)を思いっきり伸ばしているカワガニ1匹を発見。甲らの大きさは長い方でも3a足らずの小さなやつだった。

 だが甲らには、「まゆ毛」と「目」を思わせる模様があり、「こんなのは初めて!」と面白くもあり、不思議でもあった。「品種は何?」と思っていた矢先、偶然に見たテレビ番組で疑問が解決。

 つまり「アサリの貝がらの模様は一つ一つ同じではない。カワガニの甲らの模様もそれほどではないが個性的なもの」というのだ。それまで全く気付かなかったことに気付き楽しくなった。

 この用水路は昔、その少し上流に幅数b、長さ8bほどのしゃもじ形をした湧き水の水源池があった。そこから下流に向かう幅約1bの川が流れており「出水(ですい)」と呼ばれていた。

 湧き水の水温は年中変わらず、夏は冷たく、冬は暖かい水がさらさらと流れていた。夏はキュウリやトマト、やかんに入れたお茶、時にはスイカなども冷やして食卓に供していたものだ。

 私は夏など、透き通った水の中に手を入れて気分転換をしたり、当時はなかったクーラーのように接していた。何十年前だったか、電気仕掛け(詳しいことは不明)でウナギを採るおじさんもいたっけ。嘘みたいな本当の懐かしい話だ。

 その水流は現在、土管の中に集められ上にふたが施されて、昔の面影はなくなってしまった。だが、所々に小さな石などを置いた足場が作られ、その部分だけには土管がなく、昔ながらの水利用が可能になっている。

 近くの人が畑から抜いた大根を洗ったり、変わらぬ水でカワガニやカワエビを育てたり。さわやかな湧き水は人知れず、今も地域に貢献しているように思えた。(香川 佳子)
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