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墓守は任せてケロ

2017/09/20 17:03:51
墓守は任せてケロ
お墓から顔をのぞかせるカエル
 秋のお彼岸を前に、父母をまつってあるお墓の掃除に行き驚いた。花立てを囲む石筒の側面に掘られた径約1aの穴から、アマガエルがちょこんと顔をのぞかせていたのだ。私と目が合うと一瞬、彼(?)は引っ込んだが、すぐにまた顔を出した。

 「お墓はおいらの住み家だぜ、ケロケロ!」とでも言っているような風情で、なぜか他人(?)とは思えない親しみを感じた。逃げようともしない。

 このお墓は1995年に建て直したものだが、墓石表面の「南無阿弥陀仏」の字は、勧められるままに臆面もなく私が書かせてもらった。それだけに、このお墓には少々申し訳のない親近感を持っていた。

 以来22年、不十分ながらも何とか季節の花を供え、水を取り替えてきた。「『仏様』ならぬ『ほっとけさま』やわ」などと苦笑しながら…。

 この日初めてケロ君に出合い、「おいらの住み家だぜ!」「お墓はおいらに任せとけ!」とでも言っているような彼の存在が、ちょっぴり頼もしい笑いを誘ってくれた。お墓の住人? カエル君が墓守のように思えたのかも。

 また会えるかな? せいぜい会いに来なけりゃね。(香川 佳子)
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