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しめやかに戦没者追悼式

2018/08/16 10:43:32
しめやかに戦没者追悼式
しめやかに執り行われた戦没者追悼式
 まんのう町の七箇地区遺族会(鈴木正之会長)が15日午前7時、同所の旧仲南東小跡地にある七箇忠魂社で、戦後73年目の戦没者追悼式を行った。

 忠魂社に設置された忠魂碑には、若くして戦争のために命を失った管内31柱の名前が刻まれている。雨交じりの蒸し暑いひと時、朝倉修神官を迎えて遺児、遺児の妻、遺児の親族ら16人が参列した。

 式は早朝から集まってしめ縄はりや祭壇つくりに汗を流した有志らの好意に支えられて開始。祭壇には持ち寄った生花や農作物、餅や菓子などが供えられていた。葛原章さん(93)と妻・キミさん(87)夫婦が真心こめて折った千羽鶴5千羽も供えられ、参加者らの目を引いていた。

 年ごとに参拝者数が減る現実。「英霊の妻」は1人生存しているが、目下入院中で、「遺児」もこの日の出席は1人だった。戦争の惨事は次第に人々の記憶から遠ざかっていると言わざるを得ない。

 戦争の悲惨さ、残された遺族らの生活、戦争の爪痕が残す想像を超える暮らしぶり。遺族会では今、戦争を知らない世代にそれらを語り継ぐ必要性が希求されている。世界のどこかで、目を覆う戦禍が繰り返されている今、鈴木会長が最後に述べた「平和の続く世界を願う」という言葉が印象的だった。(香川 佳子)
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