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鞆の浦さんぽ

2018/05/29 19:05:31
鞆の浦さんぽ
色とりどりの旗をたなびかせて勇壮に走る漁船
 山での生活が長くなると、ふと海が見たくなってくる。思い立って先日、広島県福山市の鞆の浦を訪れた。車でおよそ2時間ほどで到着した。

 福山市は「みろくの里」や「自動車時計博物館」などの観光施設を訪ねた記憶はあるが、鞆の浦は初めての地だった。「崖の上のポニョ」というアニメ映画の舞台になったという程度の予備知識しかなかったが、いざ行ってみると「日本で最も癒やされる港町」というキャッチフレーズがぴったりとあてはまる場所だった。

 昔懐かしい建物が点在し、古き良き日本を思い出させてくれる。こじんまりとした街の中に神社や寺院が多数あって、小京都のようなおもむき。中でも国史跡・海岸山千手院福禅寺の本堂に隣接する對潮楼からの海の眺めは素晴らしく、昨年にはユネスコ世界記憶遺産に登録されたという。

 散策の後に入ったシーサイドホテルの展望喫茶で、店の人から「今から鯛網が見られますよ」と教わった。海に面したガラス窓の下で、色とりどりの旗をたなびかせて勇壮に走る漁船や、乙姫さまを乗せたお供の船、それらを取り巻く観光船などの様子が見てとれた。

 5月3日から27日まで開催の「観光鯛網」というもので、福山市無形民俗文化財に指定されている。その最終日に偶然居合わせることになったのだ。見たことのない光景に興奮しながら写真を撮った。「昨夜は花火大会もあったんですよ。1泊して来られれば良かったですね」とも。

 近くに浮かぶ仙酔島は、船でたった5分ほどで行けるという。この日は帰宅時間が迫っていて断念したが、次回はここにも渡ってみたい。癒やしを求めに訪れた地で、予想外の元気と活気をもらった気がした。単に下調べができていなかっただけともいえるけれども。(和泉 加奈江)
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