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100年前の瀬戸内海にタイムスリップ 東山美術館で展示会

2018/05/18 17:50:04
100年前の瀬戸内海にタイムスリップ 東山美術館で展示会
展示会「せとうち気分」のチラシ
 5月12日に坂出市沙弥島にある県立東山魁夷せとうち美術館へ、「せとうち気分−多島美を描く」を鑑賞しにいった(27日まで開催)。

 会場には古里の瀬戸内海をこよなく愛した日本画家の作品41点と、「ドンザ」が2着展示されていた。ドンザとは、沙弥島の漁師が仕事や家庭で着用していた刺し子が施された巻袖の長着で、これがまた素晴らしく質実でありながら美しい。

 驚いたのは、明治44(1909)年に瀬戸内海の美しさを全国に知らしめた「十人写生旅行 瀬戸内海 小豆嶋」と、「瀬戸内海写生一週」というスケッチと随筆の紀行文が発刊されていることだ。

 当時描かれた吉田博氏の「牛」は、今の小豆島のエンジェルロード浅瀬を3頭の牛が渡っている油彩である。空はあくまでも明るく、白い雲が美しく、牛たちは肉感的で、生活までがしのばれる。東山魁夷氏の「暮潮」4点と、瀬戸内海に浮かぶ島を描いた「望郷」には胸を打たれた。東山氏の祖父は櫃石島出身だそうで、その祖父と故郷を思う気持ちに感銘を受けた。

 美術館の庭から見る瀬戸大橋が架かる現代の瀬戸内海もまた美しい。100年前の瀬戸内海にタイムスリップできる美術館にぜひ。(高松 博子)
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