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山吹の花びらは何枚?

2018/05/09 18:56:44
山吹の花びらは何枚?
元祖種といえる、5枚の花びらを持つヤマブキ
 まんのう町七箇の県満濃池森林公園散策道では毎年、晩春から初夏にかけて花びらが5枚の黄色い花が咲いている。「これ何? 山吹?」と首をかしげる人も多いようだ。私自身、山吹の花は八重咲きだとずっと思い込んでいた。だからこの花を見るたびに、「山吹? でも花びらは5枚しかない。何の花だろう?」と考えていた。

 ネット情報によると、「ヤマブキは4、5月に咲くバラ科の花。花径2〜3aの黄色い花で花びらは5枚」と記されていた。そして「後に品種改良により八重咲きが多くなった」ともあった。ということで、同公園の散策道で見られる花びらが5枚の花は「品種改良前の山吹、花びらが5枚の元祖(?)山吹」だと判明。鮮やかな花の色は「山吹色」といわれ古くから親しまれてきたとか。

 あの太田道灌にまつわる有名な山吹の句「七重八重 花は咲けども山吹の実の(蓑・みの、雨具)一つだになきぞかなしき」の山吹も、品種改良後の新しい八重咲きだったのだ。この句は「後拾遺(ごじゅうい)和歌集」(1086年成立)に出てくるという。実に品種改良された八重咲きの山吹は、930年以上前には実在しており、本来の山吹はそれ以上昔から咲いていたことになる。

 知る人ぞ知る山吹の花びらは、もともと「5枚」だったのだ。その山吹の花が現在、満濃池森林公園の散策道でさわやかな姿を見せてくれている。私には初めての発見でうれしくなった。(香川 佳子)
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