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春本番を告げるスミレ

2018/03/28 19:34:26
春本番を告げるスミレ
春を告げる愛らしいスミレ
 3月25日の夕暮れ時、ふと見たわが家の庭の飛び石の陰で、ひっそりと咲く小さなスミレの花を見つけた。日差しはすでになくなっていたが、うす紫色の優しい花。やはりスミレだった。

 翌朝になるのを待ちかねて見に行った。柔らかな春の日差しを体いっぱいに浴びた花が、小さな庭にも春本番を告げているようだった。

 スミレは、双子葉類スミレ科の多年草。東アジアの温帯に分布し、世界中には約500種の花があるとか。日本では北海道から沖縄にかけてタチツボスミレ、コスミレ、ヒメスミレなど、約60種が自生しているそうだ。

 ヨーロッパでは、春に先がけて咲く花として珍重されている。13世紀ごろのウイーンの宮廷ではその年に初めてスミレが見つかると、王自身がそこへ出かけて行って歓迎の意を表したとか。また一年中病気を防ぐ、血をきれいに保つ、眼病を防ぐなどとも信じられていたという。

 スミレは日本でも、は古くから愛され、多くの詩歌に歌われてきた。俳諧では春の「季語」とされ、花言葉は「小さな幸せ」「謙虚」「誠実」など。

 春の野に すみれ摘みにと来し我れぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける(山部赤人)(香川 佳子)
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