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感謝の気持ちを胸に 西条までヒッチハイクに挑む若者との出会い

2017/10/30 18:57:54
感謝の気持ちを胸に 西条までヒッチハイクに挑む若者との出会い
ヒッチハイクで故郷・西条市を目指す大西悠介さん
 東かがわ市白鳥の国道11号を通っていると、「高松」と書いた厚紙を持ってヒッチハイクを呼びかけて立っている若者に出会った。Uターンして取材をすると気持ちよく引き受けてくれた。

 若者は、東京都に住む大西悠介さん(24)。ヒッチハイクで東京を出発し、途中、愛知、京都、大阪、徳島などを経由して鳴門インターで降り、香川県に入ったという。長い時には3時間待つこともあったそうで、出会った時は14回の乗り継ぎをしていた。

 これまで多くのヒッチハイカーに出会い、取材してきたが、多くは仕事を辞めて1度、人生をリセットしたいという目的をもっていた。しかし彼は、社会人として仕事を持っている。目的は何かという疑問にすぐに回答が返ってきた。

 悠介さんは愛媛県西条市出身で、高校時代は野球部に所属しており、2009年春、夏連続で甲子園に出場したとか。春は1回戦でPL学園に敗退、夏は2回戦で大分に敗退したが、どんな時もあきらめない心を学んだと話す。

 その後、関東の大学に進学し、東京で就職。仕事も順調だったが「社会人になった今、限られた狭い人間関係の中だけでなく、いろいろな人とコミュニケーションを取って違った価値観を身につけ、人とのつながりを築いていきたい」と、ヒッチハイクを決意。西条市の「だんじり祭り」に合わせ、故郷を目指すことした。

 若い人から高齢者にまでさまざまな人と巡り合い、学ぶことがたくさんあったという。悠介さんは「これまで、感謝の気持ちを人に表現することがなかった。会社はチームワークで成り立っているので、常に感謝の気持ちを表現して仕事にあたりたい」と話した。

 悠介さんには大きな心の変化があり、これからの人生の大切な礎になることを強く感じた。(永峰 絹江)
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