天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

平和は若者たちの手の中に 大林監督が観音寺一高で講演

2017/09/11 17:05:35
平和は若者たちの手の中に 大林監督が観音寺一高で講演
生徒と握手を交わす大林監督
 観音寺市の観音寺一高(高井信一校長)で7月5日、大林宣彦映画監督が「青春デンデケデケデケから25年」と題して講演。全校生徒742人に、「世界の平和は君たちの手の中にある」と訴えた。

 「青春デンデケデケデケ」は、同校卒業生の作家・芦原すなおさん(67)=東京都在住=の小説で、第105回直木賞、第27回文藝賞を受賞した。この作品を大林監督が映画化。同校でもロケを行い、観音寺市や香川県の人々が特別参加し、1992年に公開された。

 大林宣彦監督は昨年8月新作映画「花筐(はなかたみ)」のクランクイン直前に肺がん、余命3カ月と宣告されたことを公表しており、「いまは余命を生きています。映画を撮っている限り元気です。」と語り始めた。

 撮影秘話などを披露した大林監督は、この作品が「ふるさと映画」として、ふるさとのすばらしさを発信広めていく思想にぴったりだったと、芦原すなおさんの小説に感銘を受けたという。「本はたくさんの思想です。戦争は国民に思想を燃やしてしまったのです」と話し、頭がいいだけの人間でいいのだろうか? エリートだけではいけない、平和の時代をどう生きるか、教師らの立場は責任感があるなどとさまざまな角度で生徒に問いかけた。

 そのうえで、「平和とは間違いに気付くこと、過去の戦争を考え今の平和を手繰り寄せる。違った人の考えやお互いの違いを認め合い、傷つき合って、許し合って、愛にたどり着きましょう。それが愛。世界の平和は、君たちの手の中にある」と訴えた。

 3年生の安藤優作さん(17)は、「言葉は平和を伝えること。僕たちなりの平和を伝えていけたらと思います。」とお礼のあいさつ。2年生の香川璃里子さん(17)は「愛があればと言う言葉が印象に残っています」と話した。(窪田 利栄)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.