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戦いから得た自信 三本松高野球部が帰郷

2017/08/31 17:06:04
戦いから得た自信 三本松高野球部が帰郷
甲子園で準々決勝進出を果たした三本松高野球部メンバーら
 東かがわ市の三本松高校(竹内伸校長)野球部が、夏の甲子園大会から帰ってきた。今大会、公立校で唯一ベスト8に輝いた。ナインの活躍の原動力は何だったのか。早速取材を申し込んだ。

 待ち合わせ時刻少し前に到着すると、さわやかな笑顔のピッチャー・佐藤圭吾君と川崎愛弥君、渡辺祐貴君の3人に迎えられた。「暑いので先にお部屋へどうぞ」と、さりげなく相手への気遣いのできる3人に暖かい人柄を感じた。

 初めて会った日下広太監督は、暖かさと優しさが表情からうかがえた。監督は同校出身で、2015年8月に監督に就任して丸2年の若さあふれる33歳。同校の教諭でもある。

 日下監督は小学校3年生の時から白鳥本町少年野球クラブに所属し、キャプテンを務めた。中学、高校でも野球部でキャプテンを務め、白鳥中2年生の時には夏の全国大会に出場、ベスト8に輝いた。高校3年生の時、野球をずっと続けていこうと決意。教諭になって、野球部の監督に就任した。

 監督のモットーは、「選手の自主性と主体性の尊重」だ。選手に目標を持たせ、自分の考えに責任をもってプレーできる選手の育成である。それは、ナインが、自分が納得してポジションにつき、与えられた場所でしっかりと役割を果たすことができるための努力の積み重ねである。

 キャプテン渡辺祐貴君は、「ミーティングは選手だけで開催し、結果を監督に報告して選手の考えを取り入れてもらっている」と話す。「日下監督は視野が広く、的確なアドバイスをくれる。熱くなる時は熱くなる、素晴らしい監督」と、チームからの信頼の厚さを強調する。

 ピッチャー・佐藤君は、昨年の秋季大会で終盤同点になり、大事な場面を抑えられなかった悔しい負け方をしてから、チーム皆の意識が変ったと話す。どうやれば勝てるのか、苦しい日々が続いた。チームがたどり着いた結論は、先輩、後輩の垣根をなくし、キャプテンだけに頼らず、一人ひとりが自分の意見を言い合い意識を変えることだった。

 どの選手もお互いを理解し、高橋君はレギュラーから外れてもチームが勝つことが喜びだったと言い、代打で出場して役割が果たせチームに貢献できて何よりもうれしかったと語った。チームの仲のよさで幾多の困難を乗り越えてきたナインの忍耐強さを感じた。

 甲子園で勝ち進んだ準々決勝も、最後まであきらめず戦った。マネジャーも含めチーム52人、レギュラーから外れた者も応援し、自分の役割を果たした。アルプススタンドの大きな声援がナインの背中を押し、市内だけでなく県内の多くの応援してくれた人の声がナインの勇気となった。

 3年生は「この経験を自信にして、次のステージで活躍したい」と力を込める。甲子園における活躍や経験は、彼らのこれからの人生に自信となっていた。(永峰 絹江)
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